ユニフレームのファイアグリルは、焚き火と調理を同時に楽しめる万能ギアとしてキャンプ愛好者に高い人気を誇ります。しかし「鉄板の代用は?」「五徳やクッカースタンドの相性は?」「蓋や風防は必要?」「ラージモデルは廃盤?」など、実際に使いこなすにはさまざまな知識が必要です。
本記事では、シンデレラフィット鉄板の選び方から、ニトリや100均アイテムによる代用品活用法、ボルトやスペーサーを使った高さ調整カスタム、二次燃焼の再現方法、蓋の代用、風防やテーブルとの連携術、最適な炭と薪の選び方、使用後のお手入れ方法まで、ファイアグリルを最大限に活かすための実践テクニックを徹底解説します。
この記事では、ユニフレーム ファイアグリル 鉄板 代用をテーマに、シンデレラフィットな鉄板や代用品、設置方法、改造アイデア、推奨アイテムまでを総合的に解説。
ユニフレーム ファイアグリルの鉄板代用の方法とパーツ活用術
- シンデレラフィットする鉄板のおすすめは?
- ニトリの五徳やヘビーゴトクは代用可能?
- クッカースタンドとの相性と注意点
- ファイアグリルを改造する方法|ボルト・かさ上げ・高さ調整
- ファイアグリルに合うおすすめオプション一覧
- 網のサイズと100均で代用できる商品
- ファイアグリルで二次燃焼はできる?
シンデレラフィットする鉄板のおすすめは?

ファイアグリルの焼き面サイズは約30cm四方。これにぴったりハマる鉄板を「シンデレラフィット鉄板」と呼びます。
おすすめは以下の3つ:
- マルチグリドル29cm(中央が少し浮きますが使用可能)
- 尾上製作所 鉄板30cm角型厚板3.2mm(ステンレス・鋳鉄)
- 自作厚板鉄板(30cm×30cm×4.5mm)
厚みは3mm以上あると熱が安定し、焼きムラも軽減されます。耐久性や蓄熱性を考慮するなら鋳鉄製、メンテナンス重視ならステンレス製がおすすめです。
自作鉄板を用意する場合は、ホームセンターでカットされた鋼板(SS400など)を購入し、角を丸く研磨してバリを取り、安全に使用できるように加工しましょう。市販品よりもコストを抑えつつ、サイズも自分好みに調整できます。
また、最近ではリブ(溝)がついた鉄板や、フチが立ち上がっていて油がこぼれにくい仕様のものも多く見られます。料理の種類や調理スタイルに応じて選ぶことで、ファイアグリルの可能性がさらに広がります。
- *ポイントは、“枠に引っかかる”ジャストサイズと、重さ・厚さのバランス。**軽すぎると安定せず、重すぎると持ち運びや加熱効率に支障をきたします。
ニトリの五徳やヘビーゴトクは代用可能?

ニトリで販売されている「ステンレス五徳」や「ヘビーゴトク」は、ユニフレームのファイアグリルで鉄板や鍋の下に置くサポート台として代用可能です。特に直火を避けたい、焦げ付き防止や穏やかな加熱をしたいときに活躍します。
五徳を使用するメリットは以下の通りです:
- 調理器具が直接火に当たらず、焦げにくい
- 火力の調整がしやすくなる
- 複数の調理器具を同時に置ける柔軟性
特にニトリの五徳は、安価かつ耐久性に優れており、重量も軽く持ち運びにも便利です。一方で、モデルによっては脚の高さがファイアグリルの内寸に合わない場合があるため、購入前に幅・高さ・安定性を必ず確認しましょう。
使い方のコツとしては、安定性が不安な場合は、耐熱のブロックやロストルで支えを追加するとより安心です。火力が強い中央から少し外して使用することで、鍋底の焦げつきや温度の偏りを抑えることができます。
五徳を活用することで、焼き料理だけでなく、湯沸かし・煮込み料理・蒸し料理といった幅広い調理スタイルに対応可能になり、ファイアグリルのポテンシャルを最大限に引き出せます。
クッカースタンドとの相性と注意点

クッカースタンドは、ファイアグリルの上に鉄板や鍋を安定して設置するための補助器具として非常に便利です。特に直火での加熱を避けたい場合や、複数のクッカーを同時に使用したい場面でその真価を発揮します。
一般的なクッカースタンドはクロス式の脚を持つシンプルな構造で、ステンレス製の軽量モデルが多く出回っています。ファイアグリルとの併用で気をつけたいのは以下のポイントです:
- 脚の幅がグリルのフレーム内にしっかり収まるか
- グラつきがないか(ゴトクのように固定されないため特に重要)
- 耐荷重が十分あるか(鉄板+食材の重量に耐えられるか)
特に鉄板やダッチオーブンのような重たい調理器具を使用する場合は、耐荷重10kg以上のスタンドを選ぶのが無難です。重心が高くなりすぎると、転倒の危険もあるため、なるべく低重心の安定した構造のものを選ぶようにしましょう。
おすすめは、高さ調節可能で、折りたたみ式のステンレス製スタンド。軽量で収納しやすく、ソロキャンプにも最適です。
また、風のある日や不整地では地面にペグでスタンドを固定できる構造のものが特に安心です。グリルとの組み合わせ方に慣れれば、炊飯・煮込み・蒸し料理など、直火では難しい繊細な調理も可能になります。
ファイアグリルを改造する方法|ボルト・かさ上げ・高さ調整

ユニフレームのファイアグリルは構造がシンプルなため、工具やパーツを使って自由にカスタマイズできるのが魅力です。中でも人気なのが、「高さ調整」のカスタム。これにより、調理のしやすさや燃焼効率が格段に向上します。
特におすすめなのが、M8サイズのボルトとステンレススペーサーを使ったかさ上げカスタムです。以下の手順で簡単に行えます:
高さ調整の基本ステップ:
- 脚部の接合パーツを分解し、M8サイズのボルトを差し込みます
- ボルトの間にスペーサー(またはナット)を挟んで高さを調節
- ワッシャーでしっかりと固定し、ガタつきがないか確認
- 本体が傾かないよう、4点が均等になるよう調整
この方法で火床と鉄板の距離を最適化することで、焦げつきの防止や火加減のコントロールが容易になります。また、薪や炭を多く入れたい場合も、かさ上げによって燃焼スペースに余裕が生まれます。
カスタムする際の注意点:
- ボルトはステンレス製を選ぶとサビに強く、耐熱性も高くなります
- ネジ山にゆるみ止めナットを使うと安全性が向上
- スペーサーは最低4つ、すべての脚に均等な長さで使用すること
また、脚の先にシリコンチューブをかぶせると滑り止め効果が得られ、設置面を傷つける心配もありません。
さらに応用として、グリルの上面に「リフトアップフレーム」や「サイドテーブル金具」を増設することで作業スペースの拡張も可能になります。
このような改造を行うことで、ファイアグリルは単なる焚き火台から“多機能クッキングステーション”へと進化します。
ファイアグリルに合うおすすめオプション一覧

ユニフレームのファイアグリルは、標準状態でも非常に高性能ですが、**純正オプションや互換アイテムを組み合わせることで、使い勝手や調理の幅が格段に広がります。**ここではファイアグリルの性能を引き出すためのおすすめオプションを詳しくご紹介します。
- 焚き火テーブル
ユニフレームの名品ともいえる**「焚き火テーブル」**は、ファイアグリルの隣にぴったり配置できるステンレス製サイドテーブル。熱に強く、調理器具を置いたり食材を準備したりと、作業スペースを確保するのに最適です。
- メリット:熱い鍋もそのまま置ける/折りたたんで収納性◎
- 相性:ファイアグリルを中央に据えて、両サイドに焚き火テーブルを設置するのが理想
- 焼き網(ステンレス製)
純正の**焼き網(約34×34cm)**は、耐久性に優れ、手入れも簡単。網目が細かいため、食材が落ちにくく、魚や野菜も安心して焼けます。100均などの代用品も使えますが、純正のフィット感と耐熱性には一日の長があります。
- 交換の目安:変形やコーティングの剥がれが見えたら早めに交換
- おすすめ使い分け:焼き肉用と魚介用で網を使い分けると匂い移りを防げます
- ロストル(炭床)
ロストルは炭を置くための台座で、通気性を確保しながら火力を均等に保つ役割を果たします。ファイアグリル標準のロストルは十分に機能的ですが、**「2枚構造にして燃焼効率をさらに高めるカスタム」**も人気です。
- 自作ロストル:金属メッシュや穴あきプレートを代用してもOK
- 使い分け:ソロでは軽量タイプ、グループでは大型・厚手が◎
- ヘビーロストルやチビパン対応アイテム
重量のある鉄板やダッチオーブンを使うなら、**耐荷重に優れた「ヘビーロストル」**が安全です。また、**ユニフレームの「ちびパン」**シリーズとも相性が良く、1人分の調理にぴったりなアクセサリーが揃っています。
これらのオプションを取り入れることで、焚き火調理の自由度が広がり、設営・調理・片付けすべての効率がアップします。
オプション名 | 機能 |
---|---|
焚き火テーブル | サイドに連結可能、調理中の器具置きに便利 |
焼き網(ステンレス製) | 錆びにくく手入れも簡単 |
ロストル | 炭床用に設置し燃焼効率を上げる |
網のサイズと100均で代用できる商品

ユニフレーム ファイアグリルの純正焼き網は約34×34cmの正方形で、枠にしっかりはまる作りになっています。純正品は耐久性やフィット感に優れていますが、紛失や劣化時の代用品として「100均網」が注目されています。
100均網のおすすめポイント:
- 価格が安い:110円〜330円程度で購入でき、交換の心理的ハードルが低い
- 入手性が高い:ダイソーやセリアなど、どこでも手に入る
- 軽量で使い捨てにも適している:洗う手間を省きたい人向けに◎
特にダイソーの**BBQ用焼き網(30×30cmや33×33cmサイズ)**は、ファイアグリルにほぼジャストフィット。四隅にストッパーをつければズレ防止にもなり、実用的です。
代用時の注意点:
- 耐熱性と耐久性が低め:長時間の高温使用では網が変形しやすいため、短時間の軽めの調理に向いています
- 強度が足りない場合あり:ステーキやダッチオーブンのような重量物には不向き
- サイズが合わない場合は落下リスク:縁に引っかかる形状か、五徳などで支える必要があります
代用活用テクニック:
- 2枚重ねにして強度を出す
- 焚き火台の端にワイヤーで固定することで安定性アップ
- 使用後は炭が冷めたタイミングで処分して衛生的に保つ
また、網の素材にも注目してください。**ステンレス製のものはサビに強く、繰り返し使用に向いています。**一方で、鉄製の網は焦げ付きやすい反面、熱の伝わりが良いため強火調理向きです。
100均アイテムをうまく使いこなせば、ファイアグリルをより手軽に活用することができます。コストを抑えつつ、必要に応じてこまめに交換したい方には非常におすすめの手段です。
ファイアグリルで二次燃焼はできる?

ユニフレームのファイアグリルは、基本構造として一次燃焼(燃料の直接燃焼)に特化しています。つまり、スノーピークの焚火台やSolo Stoveのような**二次燃焼専用構造(煙を再燃焼させる)**を標準では備えていません。
とはいえ、DIYや工夫次第で疑似的な二次燃焼状態を作ることは可能です。
二次燃焼風カスタムのアイデア:
- ロストルの下に通気用のプレート(穴あき金属板)を設置し、底面からの空気供給を増やす
- 側面に通気口を開けた外装を追加し、空気の流れ(ドラフト)を作る
- 二重壁となるステンレス製の缶やパネルを内側に配置し、煙の再燃焼を促す構造にする
- 煙突効果を得るために、上部にフードカバーを追加する
これらを組み合わせることで、完全ではないものの煙の発生を抑え、より効率的な燃焼を目指すことができます。
実際に得られるメリット:
- 煙の量が大幅に減る(特に生木使用時)
- 燃焼効率が高まり、燃料の消費が抑えられる
- 灰の量が減少し、後片付けもラクになる
- 風の影響を受けにくく、火力が安定する
注意点と限界:
- DIYは自己責任の範囲で行うこと(高熱による金属変形や破損リスクあり)
- 完全な二次燃焼構造と比べると燃焼効率やクリーンさではやや劣る
- 通気構造を変更するための工具やパーツの加工が必要
市販の二次燃焼構造の焚き火台と比べると手間はかかりますが、ファイアグリルのまま煙の発生を減らせるという点では実用性があります。
ファイアグリルに蓋は必要?代用方法も紹介

ユニフレーム ファイアグリルには純正の「蓋(リッド)」は用意されていませんが、実際には蓋があることで調理の幅が大きく広がります。特に風が強い日の風よけや、蒸し焼き調理、余熱保温といった目的には、蓋の活用が非常に効果的です。
蓋があることでできること:
- 食材の加熱ムラを防ぎ、内部までしっかり火を通す
- 焦げつきを防ぎながらしっとりと蒸し焼きにする
- 熱を閉じ込めることで炭の消費を抑える省エネ調理
- 強風時の火力保持や火の粉の飛散防止
これにより、厚切りの肉やピザ、蒸し野菜、魚のホイル焼きなどの調理が快適になります。
おすすめの蓋代用品:
- ダッチオーブンのフタ(10インチ)
- しっかり重みがあり、グリル全体をカバー可能
- 高さがあるため、ピザや大きな食材にも対応
- 難点は重さと収納の大きさ
- ステンレス製ボウルを反転して使用
- ホームセンターや100均でも入手可
- 軽量かつ洗いやすく、持ち運びも楽
- サイズは30cm前後を選ぶとフィットしやすい
- BBQ用のフードドーム(メッシュ付きなど)
- 火の通りを確認しやすい視認性と通気性
- 薄型で軽く、スタッキング収納も可
- 自作アルミカバー
- アルミホイルを何重にも巻いて作る簡易蓋
- 焚き火中に食材への灰の混入を防ぐ用途に便利
蓋を使う際のポイント:
- 空気の通り道(排気)を確保すること。完全密閉は逆に燃焼効率を下げる
- 熱がこもりやすいため、火力はやや抑えめに設定すると失敗が少ない
- 使用後は煤や焦げの付き具合を確認し、手入れを忘れずに
*蓋の有無は、アウトドア料理の仕上がりを左右する大きな要素です。**代用品でも十分に効果がありますので、ひとつ用意しておくとキャンプ調理のレベルが一段階アップします。
ユニフレーム ファイアグリルの鉄板代用を最大限に活かす基本知識と応用術
- ユニフレーム ファイアグリル ラージは廃盤?
- ユニフレームのファイアグリルは何種類ある?
- ファイアグリルは何人用?ソロにもファミリーにも使える?
- 相性抜群のテーブルと組み合わせ術
- 風防は必要?あると便利な理由とは
- 使用後のお手入れ方法と長持ちさせるコツ
- 最適な炭と薪の選び方
- 【まとめ】ユニフレーム ファイアグリル 鉄板 代用のポイント総括
ユニフレーム ファイアグリル ラージは廃盤?

ユニフレームのファイアグリルには、「通常モデル」と「ラージモデル」の2種類が存在していましたが、近年ではラージモデルが店頭や公式サイトで見かけなくなったという声が多く聞かれるようになっています。
結論から言うと、2023年以降、ユニフレーム公式では**「ファイアグリル ラージ」は定番商品としての取り扱いが終了**しており、生産終了(廃盤)とみられる状態です。ただし、再販や限定復刻の可能性もゼロではありません。
ラージモデルの特徴:
- 焼き面サイズ:約40cm四方で、大型鉄板やピザストーンも余裕で載せられる
- 炭床の深さと容量も増しており、大火力での調理がしやすい
- 通常モデルでは不安な5人以上のファミリーキャンプやグループキャンプに最適
なぜ廃盤になったのか?
- 重量・サイズが大きいため、携帯性を重視する最近のキャンプスタイルとミスマッチ
- 生産コストや材料価格の上昇により、供給側の事情でライン縮小
- 通常モデルやソロ向けモデルの人気が上昇し、市場の需要が変化
現在の入手方法:
- フリマサイトやオークションサイト(メルカリ・ヤフオク)
- 一部の地方アウトドアショップの店頭在庫
- キャンプ仲間からの譲渡・貸出という手段もおすすめです
中古市場ではプレミア価格になることもありますが、状態の良いものを選べば十分に実用可能です。また、「ラージモデル相当のカスタムを通常モデルで行う」という工夫も、スペースを広げたいユーザーには一案となります。
- *現在は廃盤ながらも、ファイアグリル ラージは高火力・大面積の調理ができる非常に魅力的なギア。**再販や代替品をチェックしながら、用途に応じた選択を検討しましょう。
ユニフレームのファイアグリルは何種類ある?

ユニフレームのファイアグリルには、使用シーンや人数に合わせた複数のバリエーションがあります。それぞれ特徴が異なり、ソロキャンプからファミリー・グループキャンプまで幅広く対応できるのが大きな魅力です。
2024年現在、代表的なラインナップは以下の3種類です。
- ファイアグリル(標準モデル)
- サイズ:焼き面 約34cm×34cm、高さ33cm(使用時)
- 重さ:約2.7kg
- 対応人数:2〜4人
- 特徴:ユニフレームの定番モデル。収納性・安定性・汎用性のバランスが非常に良く、最初の1台に最適。
最も広く使われており、さまざまなオプションやカスタムパーツが豊富。鉄板・網・ロストル・五徳・テーブルとの相性も良好で、料理好きキャンパーにも支持されています。
- ファイアグリル ラージ(生産終了)
- サイズ:焼き面 約43cm×43cm
- 重さ:約3.3kg
- 対応人数:4〜6人以上
- 特徴:ファミリーやグループに最適な大型仕様。重厚な鉄板や大型鍋の使用にもしっかり対応。
ただし前述の通り、現在はほぼ入手困難となっており、中古市場でのみ流通しています。大面積調理にこだわる方におすすめ。
- ファイアグリル solo(ソロ向けモデル)
- サイズ:焼き面 約21cm×21cm、高さ16cm
- 重さ:約0.9kg
- 対応人数:1人用
- 特徴:バックパックキャンプやミニマル装備に最適。軽量・コンパクト・安価で、焚き火・湯沸かし・簡単な焼き物に特化。
ソロキャンパーの間では、ファイアグリルsolo+アルストやミニ五徳との組み合わせが人気。小さくても使い勝手は抜群です。
番外:限定・コラボモデル
ユニフレームでは、不定期に「ファイアグリル ブラック(黒塗装モデル)」や「ロゴ入りコラボモデル」などの特別仕様も販売されることがあります。特にブラックモデルは見た目のカッコよさと汚れの目立ちにくさで人気が高いです。
- *使用人数・スタイル・重視ポイントに応じて選べるラインナップが、ユニフレームファイアグリルの大きな魅力。**カスタマイズ性の高さも含めて、自分にぴったりの1台を見つける楽しみがあります。
ファイアグリルは何人用?ソロにもファミリーにも使える?

ユニフレームのファイアグリルは、その構造と使い勝手の良さから、1人から5人以上のグループまで幅広い人数に対応できる汎用性を備えています。ただし、どのモデルを選ぶかによって最適な人数は異なります。
標準モデル(ファイアグリル)は2〜4人に最適
標準サイズのファイアグリルは、ソロ〜ファミリーキャンプまで対応可能な中間サイズで、焼き網1枚で肉や野菜を同時に焼ける十分な面積があります。2〜3人の食事には特にバランスがよく、調理スペースと炭の消費のバランスも絶妙です。
- 鉄板と鍋を同時に使う場合:2人までが快適
- 焼き網オンリーのBBQ:4人でも問題なし
- 焼き物+煮込みの同時進行:3人程度が限度
ソロキャンパーにはファイアグリルsoloがおすすめ
1人用に特化したファイアグリルsoloは、省スペースかつ必要最低限の調理が可能なミニマル仕様。チタンやアルミ製クッカーとの相性もよく、バイクキャンプや徒歩キャンプなど荷物制限のあるスタイルにもぴったりです。
- ソロ用鉄板や小型網の活用に最適
- 焚き火+湯沸かし+一品調理が無理なくできる
- 調理後の後片付けもラクで、乾燥も早い
グループやファミリーならラージまたは複数台運用
5人以上のグループキャンプでは、通常モデル1台では調理効率がやや物足りないと感じることがあります。その場合は以下の選択肢がおすすめです:
- ファイアグリル ラージ(現在は廃盤/中古で入手)
- 通常モデルを2台並べる(シェアグリルスタイル)
- メイン調理用+焚き火観賞用と使い分ける
複数台運用のメリットは、炭の入れ替えや料理のジャンル分けがしやすいこと。特にグリル1台では対応しきれない焼き物・煮物・保温・焚き火といった用途を分担することで、ストレスの少ない調理体験が可能になります。
- *どのサイズのファイアグリルも、それぞれの人数とキャンプスタイルに合わせて無理なく使える汎用性が魅力。**ソロからファミリー、グループまで、あなたのスタイルに合った選択を見つけましょう。
相性抜群のテーブルと組み合わせ術

ユニフレームのファイアグリルを最大限に活用するには、テーブルとの組み合わせが非常に重要です。特に、焚き火を囲むスタイルや効率的な調理スペースの確保には、適切なサイドテーブルや囲炉裏テーブルの導入が効果的です。
定番:ユニフレーム 焚き火テーブルとのセット運用
「ユニフレーム 焚き火テーブル」は、ステンレス天板で耐熱性が高く、ファイアグリルとの相性は抜群です。
- サイズ感がぴったりで、グリルの隣に設置しやすい
- 鍋や熱々のフライパンをそのまま置いてもOK
- サイドに調味料やクッカーを置けて、調理動線がスムーズ
さらに2台使いでファイアグリルを囲うようにL字・コの字配置することで、**“囲炉裏スタイル”**を簡単に再現可能です。
応用編:アイアングリルテーブル(IGT)との組み合わせ
スノーピークの**IGT(アイアングリルテーブル)**とも併用可能。モジュール式で自由な配置ができるため、ファイアグリルを中央に据えた本格的なアウトドアキッチンが構築できます。
- フラットバーナーとの組み合わせで多用途調理台に
- 子どもがいても安心な囲い込み型レイアウトも実現可
- クッカーや食材の整頓が楽で、時短&快適な調理環境
木製ローテーブルもおすすめ
最近ではおしゃれなウッド製ローテーブルと合わせてロースタイルキャンプを楽しむ方も増えています。座面の低いチェアと合わせれば、焚き火を囲んで食事や会話をゆったり楽しむ空間が完成します。
- 火に強い素材(スギ・ヒノキなど)を選べば安全性も高まる
- ソロやデュオキャンプにぴったりの省スペース型も人気
- 高さが合えばファイアグリルの脚に干渉しにくい点も◎
テーブルと組み合わせる際の注意点:
- 熱に強い素材のテーブルを選ぶ(プラスチック天板はNG)
- 安定性のある足元構造を持つテーブルを優先
- グリルの火力を意識して適切な距離を保つ
- *テーブルとの連携により、焚き火台はただの“火を起こす道具”から“調理の中心”へと進化。**キャンプスタイルに合わせたテーブル選びで、快適さと作業効率を一気に高めることができます。
風防は必要?あると便利な理由とは

焚き火や炭火調理において、風防(ウィンドスクリーン)の有無は調理の成功率に直結する重要なアイテムです。ユニフレームのファイアグリルでも、風が強い日や寒い季節には風防があるだけで火力の安定性と燃焼効率が大きく変わります。
風防の主なメリット:
- 火力が安定することで、調理時間が短縮され、焦げ付きや生焼けを防止
- 炭や薪の燃焼効率が上がり、燃料の節約につながる
- 風で炎が流れず、焚き火周囲の安全性が高まる
- 煙や火の粉の拡散を防ぎ、快適なサイト環境を維持
特に高地キャンプや秋冬シーズンは風の影響を受けやすく、風防の有無でキャンプ体験の快適さが大きく変わるといっても過言ではありません。
使える風防の種類:
- 折りたたみ式アルミ風防(市販)
- 軽量で収納性抜群。展開して囲むだけで設置完了
- 地面にペグダウンできるタイプが特におすすめ
- ステンレス製自立型スクリーン
- 強風時にも倒れにくく、熱にも強い
- 見た目もスタイリッシュで無骨なギア好きに人気
- 自作風防(アルミボード+ワイヤーなど)
- ホームセンター材料でDIY可能
- コストを抑えつつ、サイズをグリルに合わせて自由に設計可能
- ファイアグリル専用の囲炉裏型囲いパーツ
- グリルの外周を囲むようにセットして、風防兼テーブルにもなる拡張パーツ
設置時のポイント:
- 炎の流れを遮断するのではなく、風を受け流す配置が理想
- 空気の取り込み口(吸気)を完全に塞がないようにする
- 熱を反射しやすい素材を選ぶと、保温・加熱効果も高まる
- *「今日は風が強いからうまく火がつかない…」という悩みを、風防ひとつで簡単に解決できます。**コンパクトなものでも十分な効果があるため、1つは装備しておくことを強くおすすめします。
使用後のお手入れ方法と長持ちさせるコツ

ユニフレーム ファイアグリルは耐久性の高いステンレス構造ですが、**適切なお手入れを行わないとサビや変形、劣化の原因になります。**アウトドアギアは自然の中で使うものだからこそ、使用後のメンテナンスが寿命を大きく左右します。
使用後すぐにやるべき基本ケア:
- 炭や薪が完全に消えて冷めたことを確認する
- 熱が残っていると火傷や変形、事故の原因になります。
- 水をかけて消火する場合も、急冷しすぎると金属疲労の原因になるので注意。
- 灰をすぐに捨てる(放置厳禁)
- 湿気を含んだ灰は金属の腐食を促進するため、必ずその場で処理。
- 灰捨て袋やスチール缶を活用すると安全かつ効率的です。
- 洗剤を使わずぬるま湯で洗浄する
- 頑固な汚れは金たわしやナイロンブラシで対応。
- 焦げ付きには「重曹水」をかけて数分放置→こすり落とすのが有効。
- 布やペーパーでしっかり拭き取り、水分を残さない
- 濡れたまま放置するとサビ・シミ・腐食の原因に。
- 乾拭き後に直射日光で自然乾燥するのが理想的。
長持ちさせるための追加ケア:
- ステンレス部にオリーブオイルや防錆オイルを薄く塗布 → サビ防止&表面保護。次回使用時の焦げ付きも軽減できます。
- 収納袋に乾燥剤(シリカゲル)を入れておく → 湿気から本体を守り、カビ・金属酸化を防止。
- 使用前にも軽く拭き取りをしておくと劣化しにくい → 繊維や虫・湿気が付着していた場合も取り除けて安心。
注意すべきNG行為:
- 洗浄後に濡れたままクルマのトランクへ放置(結露とカビの原因)
- 洗剤でゴシゴシ洗いすぎると、表面のコーティングや保護膜がはがれる
- 高温の状態で水をかける(急激な温度変化で金属が歪むリスク)
- *しっかり手入れされたファイアグリルは、美しい輝きを保ちながら何年も使い続けられる相棒になります。**数分のケアで道具の寿命は倍以上違ってきますので、ぜひ習慣化してみてください。
最適な炭と薪の選び方

ユニフレームのファイアグリルを最大限に活用するには、使用する燃料(炭・薪)の選定が非常に重要です。どちらを使うかによって、調理スタイルや火力の調整方法が変わり、料理の仕上がりや快適さにも大きく影響します。
炭を使うメリット・選び方
炭は安定した火力と長い燃焼時間が魅力で、調理をメインにしたい方に最適です。
- 黒炭(マングローブ炭など) → 安価で着火しやすいが、燃焼時間がやや短め → 初心者や短時間BBQにおすすめ
- 白炭(備長炭) → 高価だが火持ちが非常に良く、安定した強火調理に最適 → 着火には時間がかかるため、チャコールスターターを併用すると便利
- オガ炭(成型炭) → 火持ちと価格のバランスが良く、煙も少なめ → 焼き鳥や焼き肉など長時間の炭火調理に向いている
ポイント:炭の種類によって調理のしやすさ・味・煙の出方が変わるため、料理の目的に応じて選ぶとベスト。
薪を使うメリット・選び方
薪は「焚き火を楽しむ」ことがメインのスタイルに最適です。炎が大きく、視覚的にも満足度が高いのが特徴。
- 広葉樹(ナラ・クヌギ・サクラなど) → 燃焼時間が長く、火持ちが良くて煙も少なめ → 調理にも焚き火鑑賞にも最適
- 針葉樹(スギ・ヒノキなど) → 着火が早く、火力が強いが燃焼時間は短め → 焚きつけや短時間焚き火向き。煙が多いので注意
- *乾燥状態(含水率)**も重要で、しっかり乾燥した薪(含水率20%以下)を選ぶと煙が少なく燃焼効率が高いです。
炭と薪の使い分け&併用テクニック
- 調理メインなら炭、焚き火メインなら薪
- 序盤は薪で盛り上げて、炭に火が移ったら調理に移行
- 焚き火終盤に炭を加えれば、温度維持や火力調整が容易に
注意点:
- 生木や湿った薪を使うと大量の煙・不完全燃焼・臭いの原因になります
- 燃料を持ち運ぶ際は、密閉可能な袋や専用ケースで安全に保管しましょう
炭と薪の特性を理解し、シーンや料理に応じてうまく使い分けることで、ファイアグリルでのキャンプ調理がより快適で楽しくなります。
【まとめ】ユニフレーム ファイアグリルの鉄板代用のポイント総括
- シンデレラフィット鉄板を選ぶなら「30×30cm」サイズ、厚みは3mm以上が理想。自作鉄板や尾上製作所の製品も有力候補。
- ニトリのステンレス五徳・ヘビーゴトクは、グリル内の高さ調整・間接加熱の代用品としてコスパ抜群。サイズ確認は必須。
- クッカースタンドの併用により、直火を避けた繊細な調理が可能に。高さや安定性を事前に検証して導入。
- ボルト・ナット・スペーサーを活用したかさ上げカスタムで、燃焼効率や調理のしやすさを自在に調整できる。
- 純正オプション(焚き火テーブル・網・ロストル)や互換品の併用で、調理の幅と利便性が大きく向上。
- 網の代用品は100均で代用可。30〜34cm角のステンレス製網がおすすめ。安全性を確保する工夫も重要。
- ファイアグリルでの疑似二次燃焼は通気孔やプレート追加で再現可能。煙を減らし、燃焼効率もUP。
- 蓋の代用にはステンレスボウルやフードドームが活躍。蒸し焼きや風よけ調理に非常に有効。
- ラージモデルは現在入手困難(実質廃盤)。入手希望者は中古市場や限定販売の再販情報をチェック。
- *3種類のファイアグリル(標準・ラージ・ソロ)**から、自分のスタイルや人数に応じた選定を。
- ファイアグリルはソロ〜ファミリーまで対応可。使用人数に応じてサイズや運用方法を調整しよう。
- テーブルとの組み合わせ(焚き火テーブル・囲炉裏テーブル)で快適さと作業効率を大幅アップ。
- 風防の設置により火力安定&煙軽減。自作風防でも大きな効果が得られるので積極導入を。
- 使用後はすぐに灰捨て&水分除去。防錆対策として乾拭き+オイル保護を徹底することで長寿命化。
- 炭は調理向き・薪は焚き火向き。両者の特性を理解し、料理と焚き火の使い分けを楽しもう。