【カセットコンロ 風防 自作】危険ゼロで“効く”作り方と選び方——100均・アルミ・ダイソー実例から後付け製品まで一気に分かる
屋外で炒め物をしていたら、突風で火が揺れて加熱ムラになった。
そんな経験から「カセットコンロの風よけを自作できないか?」と考える人は多いはずです。
とはいえ、CB缶(カセットボンベ)の過熱リスクや、アルミホイルの強度、ダイソー素材の使い分けなど判断が難しいポイントもあります。
この記事ではカセットコンロ 風防 自作の安全寸法と配置、100均素材の具体例、アルミホイルの可否、イワタニ機の注意点、そして後付け風防のおすすめまで体系的に整理。
最後に折りたたみ式の作り方と購入判断のチェックリスト、さらに総括ポイント15個以上で、検索者の「いま知りたい」に一直線で応えます。
図や表、実体験レビューも交え、専門用語はかみ砕いて解説します。
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カセットコンロの風防を自作するなら:安全・配置・素材の基本を最短でつかむ
- まず安全距離:CB缶・排気口を“絶対に覆わない”寸法ルール
- 風に強い置き方:風向き・遮蔽物・テーブル配置のベストプラクティス
- 自作風防の三大パターン比較:木枠三面/アルミマット三面/金属スクリーン
- 100均で揃う材料リストと型紙(サイズ早見表つき)
- アルミホイルはアリ?ナシ?耐熱・強度・変形リスクの実話
まず安全距離:CB缶・排気口を“絶対に覆わない”寸法ルール

カセットコンロは側面のボンベ室(CB缶)と上面の排気・点火部に熱がこもりやすい構造です。
自作風防は炎の横流れを軽減するだけで、器具本体やボンベを囲うものではありません。
そこでまず、過熱を招かないためのクリアランスと開口の確保という“土台”を固めましょう。
最低限の実装ルールは次のとおり。
- CB缶側:水平距離で100mm以上離す(上方は“開放”)。
目安は100〜150mm。風速が強い日や鍋が大型のときはさらに+20〜30mm余裕を取り、反射面(鏡面)をCB缶側へ向けないのが基本です。
直射日光や高温の地表(ウッドデッキの黒塗装・コンクリ照り返し)も缶温を押し上げるため、設置環境を含めて距離を調整します。 - 排気スリット:一切ふさがない(上・横の“抜け”を確保)。
本体側面・上面の吸気/排気ルートは燃焼の安定と缶冷却に直結します。
鍋の“耳”や大きなフライパンのはみ出しが排気の吹き出し口を覆っていないかも常に確認。
風防はあくまで風を“そらす”板であり、本体の孔に重ねる形や密着固定はNGです。 - 炎頂部から風防上縁まで:50〜80mmの“逃げ”を設ける(炎先端が当たらない)。上部の抜けが不足すると熱だまり→黄火化(不完全燃焼)→煤(スス)増という悪循環に。
調理前に中火で3〜5分プレ点火し、風防内側に手の甲をかざして熱気の流れをチェック。
熱気が抜け切らず熱い/炎が板に触れるなら高さを下げる・角度を開くなど微調整します。 - 地表クリアランス:底部に10〜20mmの隙間を確保。
下方向の対流と放熱の通り道を作ることで、テーブル天板の焦げや缶温上昇を抑えられます。
耐熱マットは浮かせ置き(スペーサー併用)が有効です。 - 風防の開口角:U字/V字で“囲い過ぎない”。
三面でガッチリ囲うほど効きそうに見えますが、100〜140°程度の開口を保つ半囲いが実用的。
風上からの直撃は斜めにそらすイメージで、完全遮断は狙わないのが安全です。 - 素材と厚みの目安。
アルミ板は0.3〜0.5mm、ステンレスは0.2〜0.3mmが扱いやすい範囲。
薄すぎる→変形しやすい、厚すぎる→反射が強くなり過熱リスクが上がるため、中庸を狙います。 - 取り付け位置は“独立支持”が基本。
風防は本体に固定せず、テーブルや地面で自立させると万一の過熱時に瞬時に退避できます。
マグネットや強粘着での恒久固定は避け、クリップ/差し込み/スタンドで可搬性を優先。 - 運用点検:15分ごとに缶温チェック。
手で触れて“熱い”と感じたら即休止し、日陰へ移動して冷却。
風速が上がる/鍋を大きくする/直射が強い——条件が変わったら距離も見直すのが安全運用のコツです。
権威参照:安全基準や使用上の注意は**岩谷産業 公式の安全情報ページ**を確認してください(参照元:岩谷産業)。
メーカーは「周囲を囲う」「上を覆う」行為を禁じています。
“囲い過ぎない”ことが最重要です。
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風に強い置き方:風向き・遮蔽物・テーブル配置のベストプラクティクス

置き方だけで炎の安定は大きく変わるため、まず設備に頼らない最適化を。
背後にクーラーボックスや荷物を“風の壁”として置き、風上→風防→バーナーの順にレイアウト。
テーブルの角を使い、風防は風を“そらす板”として斜めに当てるのがコツです。さらに、風防の開口は風向に対して10〜20°の斜角をつけると、直撃風が鍋底をかすめるように逃げ、炎の横流れ(ブローダウン)を抑えられます。置き場はテーブルの角から5〜10cm内側に寄せると、角で加速する風の“当たり”を弱められます。
高さ方向では、地面に近いほど風が弱い傾向があるため、ローチェアやローテーブルを活用して調理面を下げるのも有効です。
- 風向が変わりやすい日は半分だけ囲う非対称配置が安定。
- 地面の反射熱を避けるため耐熱マットを10〜20mm浮かせて置く。
- 鍋底直径>五徳内径だと炎が回り込みやすい。鍋径は余裕を持つ。
- 風防の端と鍋底を一直線にせず“ずらし”を作ると、風の渦(乱流)を弱められる。
- フタは半開で使用し、吹きこぼれを避けつつ上方向の抜けを確保。
- 体で風を遮る場合は30〜50cm離れて立つ。衣服の裾で炎をあおらないよう注意。
- 直線風>斜め風のときは、風防の開口を広げて斜角を強める(囲いすぎない)。
- 五徳を高くできる機種は、横風に対して炎が鍋底へ当たりやすくなるため有利。逆に低すぎる五徳は反射熱の影響を受けやすい。
- レイアウトを回転できる余白を確保し、風が変わったらテーブルごと数十度回すほうが、都度の細かい再設置より早い。
- ベランダや壁際では角で風が加速するため、壁に平行な向きに置き、コーナーから距離をとる。
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自作風防の三大パターン比較:木枠三面/アルミマット三面/金属スクリーン

- 木枠三面:熱から距離を取りやすく、“逃げ”の調整が簡単。見栄え◎。
ただし焦げ対策で内面にアルミ板をライニングし、角はR処理して反射熱の集中を避けます。
おすすめ素材:桟は硬めの広葉樹(ブナ・カエデ)、化粧板は耐水合板。内張りはアルミ0.3〜0.5mmを点固定(熱膨張逃げ)で。
寸法目安:高さ140〜160mm、開口角100〜140°、底部10〜20mmの地表クリアランス。
重量・費用:1.2〜2.0kg/材料費**¥2,000〜¥4,000程度(サイズ・仕上げ次第)。向いている人:据え置きサイト・撮影映え重視・安定感優先。デメリットは携帯性と耐候メンテ(オイル仕上げやニス再塗装**)。
安全メモ:木部は直接炎に近づけない。CB缶側100mm以上と上部開放を厳守。 - アルミマット三面:軽量・即日・コスト最小。折り返しで上部に排気の逃げを作りやすい。
経年でヘタるので、補強リブ(針金や薄板)を入れると長持ち。
作りやすさ:型紙に沿ってカット→上辺を15mm折り返し→角だけ補強で即戦力。アルミテープは熱で劣化するため、要所は機械固定が安心。
寸法・重量:高さ140〜150mm、三面展開幅700〜900mm、重量150〜300g程度。
費用感:材料一式で**¥500〜¥1,000前後。携帯性◎でベランダ〜キャンプまで万能。注意点:直火の接触NG、鍋のはみ出しで排気をふさがない。反射が強い面はCB缶側に向けない**。 - 金属スクリーン(折りたたみ):携帯性◎、火元から距離を取りやすい。
パネルのヒンジ部はスリットで熱膨張逃げをつくると歪みにくい。
素材選択:軽さ重視はアルミ(A5052 0.3〜0.5mm)、耐久重視はSUS304 0.2〜0.3mm。表面はヘアラインや微梨地で輻射の集中を抑制。
設計のコツ:パネル数6〜10で大開口にも小回りにも対応。ペグ穴やテーブル固定用クリップを設けると強風に強い。
サイズ目安:高さ120〜180mm、1枚幅80〜120mm。収納はシリコンバンドやA4ケースで。重量200〜600g。
注意点:反射面の向きに留意。CB缶側に熱を返さない配置が前提。端面は面取りして切創防止。
結論:初回はアルミマット三面、常用は折りたたみ金属スクリーン、固定サイトなら木枠三面が扱いやすい選択です。
補足:どの方式でも**“囲いすぎない”開口と独立支持**(本体に固定しない)を徹底すると、過熱リスク低減と設置の柔軟性が両立します。
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100均で揃う材料リストと型紙(サイズ早見表つき)

ダイソー/セリアで揃えやすい定番は以下。
基本素材:アルミ蒸着マット(厚手・車中泊用が剛性◎)、アルミ板0.3〜0.5mm。
補強・金具:L字金具、コーナーガード、ステン針金、ミニ蝶番(在庫が無ければ通販で代替)。
固定・保護:強力クリップ、耐熱手袋、耐熱マット、シリコン耐熱シート(鍋の滑り止め兼用)、面取り用やすり(#400〜#800)。
工具類:カッターマット、金属はさみ/ブリキばさみ、カッター、ステンレス定規(30cm)、穴あけポンチ、ペンチ、マスキングテープ(仮止め用)。
標準的なテーブルカセットコンロを想定した**型紙(内寸)**は目安として:
要素 | 目安寸法(mm) | 備考 |
---|---|---|
側板の高さ | 140–160 | 炎頂部から上縁まで50–80を確保 |
奥行(側板) | 230–260 | 五徳中心〜CB缶側に近づけすぎない |
背板の幅 | 260–320 | 鍋径に合わせて調整 |
上部逃げ | 50–80 | 上を覆わない“逃げ”のクリアランス |
開口角 | 100–140° | 囲いすぎない半囲いを維持 |
底クリアランス | 10–20 | 対流の通り道を確保するスペーサー高 |
パネル厚みの目安 | 0.3–0.5(Al)/ 0.2–0.3(SUS) | 取り回しと反射のバランス |
型紙づくりのコツ:①新聞紙やクラフト紙で実寸モック→②鍋・五徳・CB缶の位置関係を実機で当てがい微調整→③OKならアルミに写してカット。折り返し補強は上辺15mmを目安に。
補強の小ワザ:角だけL金具+針金、背板は一段低くして上抜けを確保、エッジは面取りして切創防止。
固定方式はクリップ固定が最も手軽で、微調整もしやすいのが利点。
一方でテープ類は熱で劣化しやすいため、機械固定(曲げ・差し込み・金具)を優先するのが基本です。収納・携行:A4ドキュメントケースやスライダージッパー袋に収め、エッジ同士が当たらないよう薄手クロスで仕切りを入れると長持ち。
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アルミホイルはアリ?ナシ?耐熱・強度・変形リスクの実話

アルミホイル単体は薄すぎてNG。
局所的な熱スポットでピンホールや溶着が起こり、風にあおられて鍋底へ貼り付くことがあります。
家庭用ホイルの厚みはおおむね10〜15μm(0.01〜0.015mm)、業務用の厚手でも20〜30μm程度で、板材の0.3〜0.5mmとは剛性が桁違い。
さらにアルミは660℃付近で軟化・溶融し、炎芯(800℃超)に近い位置では急速に脆化して破れやすくなります。
どうしても使うなら次の条件を満たして“暫定のそらし板”として短時間のみ:
- 二〜三重に重ね、**周囲を10〜15mm折り返して“ヘム(縁)補強”**する。
- クリップや細針金で点固定し、上部は完全開放、CB缶側は100mm以上の離隔を維持。
- 炎先端から50〜80mmの逃げを確保し、反射面をCB缶側へ向けない。
- 変色・波打ち・ピンホールが出たら即交換。連続使用は10〜15分を目安にクールダウン。
なお、アルミ複合板(樹脂サンド)は芯材が樹脂のため直火近傍は不可。代替としては**アルミ薄板(0.3〜0.5mm)やパンチング板/SUS薄板(0.2〜0.3mm)が安全寄りです。オーブン用耐熱ホイル等も耐熱は限定的(200〜300℃域)**で、炎直近の常用には不向きと覚えておきましょう。
結論:常用はアルミマットor金属板、ホイルは非常時の暫定と心得ましょう。
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カセットコンロの風防を自作せず選ぶなら:イワタニ機の注意点・後付けの比較・折りたたみ作例で迷いゼロ
- ダイソー&セリアで作る“即日版”——必要パーツと作業手順
- イワタニ系(タフまる等)との相性と注意点:ボンベの熱管理
- 後付け市販風防 vs 自作:携帯性・効果・コスパを徹底比較
- 折りたたみ式の作り方:ヒンジ構造/固定方法/収納ケース案
- 風対策だけじゃない:輻射熱・火気マナー・近隣配慮まで
- カセットコンロの風防を自作するべきか:最終総括(ポイント15+)
ダイソー&セリアで作る“即日版”——必要パーツと作業手順

必要パーツ:厚手アルミマット(車中泊用など)、A4アルミ板×2、クリップ×4、L字金具×2、耐熱マット。
あると便利:A4ドキュメントケース、シリコンバンド(束ね用)、面取り用やすり(#400〜#800)、穴あけポンチ、ステン針金、コーナーガード、マスキングテープ(仮固定用)、耐切創手袋。
代替素材の一例:アルミパンチング板(0.5mm)/SUS薄板(0.2〜0.3mm)/厚手アルミ複合マット(断熱タイプ)。
手順:①型紙どおりに3面を切り出し、上辺は15mm折り返して補強(エッジで手を切らないよう注意)。②背板と側板を金具+針金で可動接続し、開口角が100〜140°で動くよう“あそび”を残す。③CB缶側に100〜120mmの離隔を確保して仮置きし、底部10〜20mmのクリアランスを確保。④炎頂部から上縁50–80mmの逃げを確認し固定位置をマーキング。
⑤排気・吸気スリットを一切ふさがないことを確認し、反射面をCB缶側に向けない。⑥中火で3〜5分の試運転を行い、熱の抜け(上昇流)と缶温の触診を行う(熱いと感じたら即休止)。
⑦強風時は開口を広げる/角度を斜めにして直撃風をそらす。⑧固定はクリップ主体+L字金具の点支持にし、本体に恒久固定はしない(独立支持)。
所要時間/難易度/費用感:30〜45分/★☆☆(初心者可)/材料費¥500〜¥1,000前後(工具は除く)。
安全チェックリスト:CB缶側100mm以上/上部開放/底面10〜20mmの逃げ/吸排気スリット無遮蔽/テーブルは耐熱マット+“浮かせ置き”。
よくある失敗と対策:囲い過ぎ→背板を低めに/テープのみ固定→機械固定へ/薄すぎてヘタる→補強リブ追加/鍋が大きすぎ→鍋径を見直す。
メンテと収納:使用後は完全冷却→水分を拭き取り→曲がりを矯正→A4ケースに角同士が当たらないよう布で仕切って保管。
ワンポイント:背板を気持ち低めにして上抜けを確実にすると、熱こもりと乱流が減ります。
もう一つのコツは**“手の甲テスト”。中火運転中に風防上部の上昇気流を手の甲で感じ取り、しっかり抜けていればOK、熱がこもるなら開口角を広げるか背板を下げる**のが早道です。
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イワタニ系(タフまる等)との相性と注意点:ボンベの熱管理

風に強いバーナーでも、周囲を囲う改造は厳禁。
イワタニはボンベ過熱を避けるため、器具周囲の“開放”を前提に設計しています。
ボンベ室のフタ側へ風防を寄せない、吸気や排気のスリットを遮らないことを最優先に。
加えて、CB缶側は100〜120mmの離隔を“目安”に取り、上方は完全に開放。直射日光や黒い天板の照り返しでも缶温は上がるため、日陰への移動や耐熱マットの併用で環境要因もコントロールします。
鍋・フライパンは五徳外径を過度にはみ出さないサイズを選び、排気の吹き出し口に被らないよう配置を微調整しましょう。
- シールドは“炎の手前”で風をそらす。器具本体に寄せて“囲う”のは不可。
- 下方向の熱だまりにも注意。耐熱マットを浮かせ置きし、対流の逃げを作る。
- 長時間強火は定期的に缶温度を触診(熱いと感じたら即休止)。
- 開口角は100〜140°を維持し、風の直撃は斜めにそらす。囲い過ぎは熱こもりと黄火の原因。
- 反射面の向きに注意し、CB缶側へ熱を返さない。鏡面仕上げよりヘアライン/梨地の方が安全寄り。
- 独立支持が基本(本体へ恒久固定しない)。マグネットや強粘着での固定は退避不能になるため避ける。
- 風速が上がったら距離も見直す。横風が強い日は開口を広げる/背板を低めにして上抜けを確保。
- 屋内・狭所での使用は非推奨。換気不足や可燃物近接で一酸化炭素リスクや輻射熱の危険が高まる。
- 簡易チェック:中火で3〜5分運転し、風防上部で上昇気流を手の甲で確認。抜けが弱ければ角度調整か距離延長。
- 任意の補助:非接触温度計で天板や風防内面の表面温度の傾向を把握(数値は目安、触って熱いなら休止が最優先)。
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後付け市販風防 vs 自作:携帯性・効果・コスパを徹底比較

観点 | 市販(後付け) | 自作 |
携帯性 | 折りたたみ特化・ケース付が多い | 材料により大きめ。木枠は据置向き |
効果 | 形状最適化済。低リスク | 設計次第で高効率も高リスクも |
価格 | ¥1,500〜¥3,500前後 | ¥500〜¥2,000(工具込みで変動) |
調整 | 角度・高さが刻みで調整可 | 自由度高いが安全寸法の理解必須 |
耐久 | アルミ合金やステンで長持ち | マット系は消耗早い/金属は長持ち |
重量 | 200〜600g前後が主流 | 150〜2,000gまで幅(素材次第) |
設置スピード | 10〜30秒で展開・収納 | 慣れれば1〜2分。形状次第で差 |
安全余裕度(過熱) | 設計済で余裕大。リスク低 | 設計を誤ると過熱リスク上昇 |
メンテ性 | 汚れに強く拭き取り簡単 | マット系は劣化早め/金属は◯ |
見た目・映え | 統一感あり撮影向き | デザイン自由。木枠は映える |
カスタム性 | 低〜中(改造は非推奨) | 高い(サイズ・形状を最適化可) |
保証・返品 | あり(ショップ規約に準拠) | なし(自作は自己責任) |
総コスト(時間含む) | 中(購入で即戦力) | 低〜中(工具・手間を要す) |
補足:価格や重量は目安。実際は素材・サイズ・パネル枚数で変動します。使用目的(携帯重視/据置重視)を先に決めると選びやすくなります。
用途別のおすすめ
- デイキャン・ベランダ飯:市販の折りたたみスクリーン(素早く展開/低リスク)。
- 動画・写真映え重視:自作木枠三面(質感と安定感、ただし携帯性△)。
- 軽量装備で徒歩キャンプ:薄板アルミの市販ミニ風防(200g級)。
- 自由なサイズ最適化:アルミマット三面の自作(即日・低コスト)。
購入前チェックポイント
- CB缶側に寄りすぎない設計か(上部開放・離隔確保の記載)。
- 高さ140〜160mm帯が選べるか(炎先端から上縁50〜80mmの逃げ)。
- 固定方式(自立型・テーブル固定可)とエッジ処理の安全性。
- 収納サイズ(A4ケースに収まるか/ケース付属)。
- レビューの実測写真(過熱・変形の報告がないか)。
結論:頻繁に持ち出す人は市販、据え置きや撮影映えなら自作が楽しい。
どちらにせよ**“囲わない”原則**を守ることが条件です。
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折りたたみ式の作り方:ヒンジ構造/固定方法/収納ケース案

- ヒンジ:薄板をZ折りして差し込みヒンジにすると工具レスで着脱。
- 選択肢:差し込み(Z折り)/ミニ蝶番(Φ2.0〜2.5mmネジ)/ピアノヒンジ(連続蝶番)。差し込みは軽量・工具不要、蝶番は耐久と再現性が高い。
- クリアランス:ヒンジ部は0.5〜1.0mmの“あそび”を確保し、熱膨張逃げスリット1〜2mmを入れると歪みにくい。
- 素材と厚み:Al(A5052)0.3〜0.5mm/SUS304 0.2〜0.3mmが扱いやすい。鏡面は避け、ヘアラインや梨地で輻射集中を低減。
- 端面処理:角はR2〜R3で面取り、バリ取り後に耐熱テープで仮保護して作業。
- 固定:前脚クリップ+後脚L金具の2点で“あそび”を持たせ、風向で角度調整。
- 点支持で独立支持を維持(本体に恒久固定しない)。強風時はペグ穴またはテーブルクランプで増し固定。
- 角度可変:開口角は**100〜140°**が目安。直線風なら広め、乱流気味ならやや狭めに。
- 絶縁・防振:クリップ接触部に耐熱シリコンチューブを被せ、金属鳴きを抑えテーブル傷を防止。
- 水平出し:底部は10〜20mmのクリアランスを確保し、スペーサーで水平をとる。
- NG例:マグネット固定や強粘着テープでの恒久固定は退避不能で危険。
- ケース:A4ドキュメントケースに収まる板幅へ設計。エッジは面取りして指切り防止。
- 内寸実測:A4ケースの内寸は製品差があるため実測必須(例:内寸305×215×深さ35mm)。板幅は2〜3mm余裕を持たせる。
- 保護:角にコーナーガード、板間に薄手クロスを挟み擦れ傷を防止。乾燥後収納で腐食を抑える。
- 重量バランス:枚数が多い場合は軽い板を外側、重い板を内側にして偏りを防ぐ。シリコンバンドで束ねて開閉時の落下を防止。
- 収納寸法の目安:高さ150mm×1枚幅100mm×8枚(板厚0.3mm)でA4に概ね収まる。
- ラベル管理:ケース外面に使用機種・推奨開口角・安全距離を記載しておくと現場で迷わない。
- ミニ手順(試作→実戦投入):①採寸→②紙で型紙→③切断・面取り→④ヒンジ仮組→⑤中火で上抜け確認(手の甲テスト)→⑥固定治具取付→⑦収納チェック→⑧本番運用。
- 安全メモ:CB缶側100〜120mm離隔/排気・吸気無遮蔽/炎頂から上縁50〜80mm逃げ/本体へ恒久固定しない。稼働前後に表面温度と缶温触診、異常があれば即休止。
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風対策だけじゃない:輻射熱・火気マナー・近隣配慮まで

輻射熱(放射で伝わる熱)は、金属板に焦げ跡や変色として現れます。
鏡面の反射板は視覚的に明るいが熱が集中しやすいので、ヘアライン仕上げやパンチングで拡散。
さらに、輻射は前面だけでなく側面・下面にも広がるため、テーブルや壁、置物など可燃物はできるだけ遠ざけるのが基本。黒い天板や樹脂・アクリルは熱を吸収しやすく変形しやすいので、耐熱マット+10〜20mmの浮かせ置きで空気層を確保すると安心です。
火気マナーの要点
- 囲い過ぎない:風防は風をそらす板。器具やCB缶を囲い込まない。
- 可燃物の距離:紙・布・樹脂などは30cm以上離し、上方は開放。
- 換気:屋内・車内・テント内は絶対NG。屋外で風上から新鮮空気を取り入れる。
- 消火準備:消火スプレー/濡れタオル/耐熱手袋を手の届く所に。
- 風速の目安:5〜7m/s超の強風は調理を見送る判断も。
近隣配慮のコツ
- 匂いの強い料理は時間帯を選ぶ/フタ半開で飛散を抑える。
- 金属鳴きが気になる環境では、クリップ接点にシリコンチューブを被せて共振音を低減。
- 照明は控えめに(隣家の窓方向へ直射しない)。片付けは静かに短時間で。
- ベランダ使用時は管理規約・自治体ルールを確認。煙・匂い・騒音のトラブルを未然に防ぐ。
運用チェックリスト(Before/During/After)
- Before:耐熱マット設置→CB缶側100mm以上の離隔→吸排気スリット無遮蔽を確認。
- During:中火で3〜5分のプレ点火→風防上部で**上昇気流(手の甲テスト)**を確認→缶温触診を定期的に。
- After:完全冷却を待ってから撤収→油・灰・ゴミは持ち帰り→器具と風防の歪み・劣化を点検。
ミニレビュー:「アルミマット三面+金属スクリーン補助」に変えてから着火安定が体感で2段階向上。
ただし真横風の時は半囲いが効きました(編集部・屋外ベランダテスト)。
安全ギアもチェック👇
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静音・低煙のギアもチェック👇
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カセットコンロの風防を自作するべきか:最終総括(ポイント15+)
- CB缶側100mm以上の離隔、上部は開放。
- 排気・吸気スリットを絶対にふさがない。
- 炎頂部から風防上縁50–80mmの逃げをつくる。
- **“囲う”のではなく“風をそらす板”**として設計。
- 初回はアルミマット三面が最短ルート。
- 常用・携帯は折りたたみ金属スクリーンが安全寄り。
- アルミホイル単体常用は不可、非常時の暫定のみ。
- イワタニ系は改造厳禁、ボンベ室側に寄せない。
- テーブルは耐熱マット+浮かせ置きで対流の逃げを確保。
- 鍋径は五徳より余裕、回り込みを避ける。
- 風上—風防—バーナーの順にレイアウト。
- 背板は低めで上抜け良好、乱流を抑える。
- 市販品は低リスク・長持ち、自作は自由度と学びが大きい。
- 金属はエッジ処理必須、やけど・切創防止。
- 長時間強火は缶温チェックを定期的に。
- 近隣配慮:匂い・音・光量をコントロール。
- 最後に必ずメーカーの注意事項を再確認(例:岩谷産業 公式)。
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