【保存版】充電電池はなぜ液漏れする?原因・対処・捨て方と“漏れにくい”選び方
充電電池の液漏れに遭遇したら、まず何より「安全に止める/正しく捨てる」。そして今後は液漏れしにくい運用と道具選びがカギになります。ここでいう“安全に止める”とは、通電をただちに中断し、手袋と保護メガネを着用して触れた可能性のある皮膚は流水で洗浄、作業場所は換気すること。さらに機器の電池ボックスを開け、結晶や腐食の有無を確認し、むやみにこすらず絶縁を徹底する――という一連の初動を指します。“正しく捨てる”は、+−極を絶縁テープで覆ってから自治体や量販店の回収ルールに従うことまで含みます。
本記事は 安全確保→原因理解→予防&購入 の流れで、迷わず行動できるよう構成しました。さらに エネループは液漏れしにくいのか、白い粉の正体、拭く道具、正しい捨て方も専門用語をやさしく解説します。加えて、ニッケル水素(NiMH)とリチウムイオン(Li-ion)で起こりやすいトラブルの違い、低自己放電NiMH+個別セル制御スマート充電器+保管ケースという“再発防止の3点セット”、そして比較・ランキングページへの導線も用意。読了後には「いま何を買って、どう運用すれば液漏れを未然に防げるか」まで、具体的に判断できるように設計しています。
参照元: パナソニック公式FAQ:ニッケル水素電池の液もれは何故起こるのか? / パナソニック:液もれの対処・保管ガイド / FDK:電池の正しい使い方
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充電電池は液漏れしたらどうする?安全確保と正しい処分を最短で
まずは二次被害を出さないことが最優先。**絶縁・清掃・処分**の三点をすぐ揃えられるよう、各見出しの最後に**比較リンク**をまとめています。必要な方は該当箇所からチェックしてください。
- 充電池が液漏れしたら使える? 安全判断の基準と機器チェック
- 充電池 液漏れの処分:分別・テープの貼り方・回収先ガイド
- リチウムイオン電池の液漏れに触ったときの応急処置とNG行為
- 電池の白い粉は危険? 正体・リスク・対処をやさしく解説
- 電池の液漏れを拭くときは何で拭く? 推奨ツールと手順
充電池が液漏れしたら使える? 安全判断の基準と機器チェック

液漏れした充電池は原則再使用しないのが安全です。端子や外装の腐食により内部短絡や発熱のリスクが高まり、機器破損や二次被害につながります。
安全判断の目安:
- 外観:端子の黒変・白い結晶の再発・外装フィルムの破れがあれば即廃棄判断。
- 温度:触れずに近接で温感を確認。**発熱や異臭**があればただちに隔離。
- 履歴:長期放置・混用(容量やメーカー混在)・粗悪充電器の使用歴があれば再使用は避ける。
機器チェックの詳しい手順:
- 電池を抜き、電池ボックス内の**白い結晶や緑青(銅の腐食)**を観察。
- 無水アルコールをキムワイプや綿棒に含ませ、端子の接触面→バネ→周縁の順にやさしく拭取る。
- 乾いたワイプで完全乾燥。見た目が綺麗でも湿気が残ると再腐食の原因に。
- バネ圧や端子の凹み・変形を確認。物理損傷があれば部品交換やメーカー点検を検討。
ミニFAQ:
- Q. 軽微なら使い続けてもいい? → A. 推奨しません。 目視で軽微に見えても内部ダメージは判断困難です。
- Q. 中性洗剤や酸で“中和”してよい? → A. メーカー推奨の方法に限定。 一般には**水洗・拭取り・乾燥**が基本です。
- Q. 高価な機器はどうする? → A. 症状が再発・接触不良が続くなら点検依頼。写真記録を残すと説明がスムーズです。
参照元:上掲 パナソニック公式ガイド(応急処置・保管)
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充電池 液漏れの処分:分別・テープの貼り方・回収先ガイド

処分は自治体や回収拠点のルールに従います。+−極を絶縁テープで覆ってから回収ボックスへ。感電・発火防止の基本です。
正しい準備のステップ
- 個体を他の電池と分けてトレイや袋で隔離。液が付いた周辺はワイプで軽く拭き取り、作業は手袋・換気で行う。
- 乾いたことを確認したうえで、+−極の金属露出部を完全に覆うよう電気絶縁テープを一周以上。外装フィルムの破れや割れ目があれば露出部も補助的に覆う。
- セロハンテープやアルミテープなど導電・剝がれやすいテープは避ける。推奨はビニール系の電気絶縁テープ。
- 1本ずつ小袋や新聞紙で包み、他セルと直接接触しない状態で持ち運ぶ。
出せる場所の目安
- 家電量販店の回収ボックス(充電式電池):NiMH・ニカド等の小形充電池を受け付ける店舗が多い。店頭表示の対象種類・注意事項を必ず確認。
- 自治体の資源回収:地域の分別ルールに従う。一次電池と充電式電池で出し先が異なる場合がある。
- メーカー・販売店の回収プログラム:パック一体型や特殊形状は購入店・メーカーの案内を確認。
運搬時の注意
- 漏れた液が湿っている間は密閉袋に入れ、ラベル(使用済み・処分予定)を貼る。高温・直射日光を避け、短時間で搬入。
- 束ねない/輪ゴムで縛らない。 擦れや接触が発熱の原因になる。
NiMH/ニッカドは「充電式電池の回収」、一次電池は自治体の分別に従います。詳しくは自治体サイトや家電量販店の回収案内を確認しましょう。
参照元:FDK公式「電池の正しい使い方」
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リチウムイオン電池の液漏れに触ったときの応急処置とNG行為

リチウムイオンは一般に「液漏れ」より膨張・ベント(安全弁開放)が主リスクです。とはいえ、表面に液体やゲル状の付着物、甘い溶剤臭/刺激臭、発熱、しゅうしゅう音や白煙が見られる場合は、電解液や分解生成物に曝露している可能性があります。まずは周囲の人を離し、可燃物から遠ざけ、通電を止めることを最優先にしてください。
応急処置(曝露別)
- 皮膚:ただちに衣類やアクセサリを外し、少なくとも15分間、流水で十分に洗浄。刺激が続く場合は医師へ。
- 目:コンタクトは外し、15分以上流水で洗眼。痛み・充血・視力異常があれば受診。
- 吸入:新鮮な空気の場所へ移動。咳・息苦しさが続けば受診。
- 誤飲の疑い:口をすすぎ、無理に吐かない。すぐに医療機関へ相談。
安全の初動手順
- デバイスの電源を切り、充電ケーブルを外す。
- **耐熱・不燃の面(タイル・コンクリート・金属トレー)**へ置き、周囲1m以内の可燃物を除去。
- 発熱・膨張・異臭・煙がある場合は、屋外の安全な場所へ移し、風上に立って様子を見る。
- 触れる必要があるときはニトリル手袋+保護メガネを着用。液が付着した布やティッシュは密閉袋に入れて隔離。
- 鎮静後も再発の恐れがあるため、充電・使用を再開しない。販売店・メーカーの指示に従って回収・交換手続きを。
やってはいけないこと(NG)
- 穴開け・圧迫・折り曲げ・分解:発火・有害ガスの原因。
- 再充電・通電の試行:内部損傷があると熱暴走のリスク。
- ドライヤーや電子レンジ等での加熱・乾燥:極めて危険。
- 水没処理:誤った処置は短絡・化学反応につながる恐れ。
機器別のよくあるケース
- スマホ/タブレット:画面や背面の浮き=膨張サイン。ケースを外し、充電は中止。不燃面で様子見→メーカー窓口へ。
- ノートPC:底面の反りやタッチパッドの浮きに注意。分解して取り出そうとしない。
- 外部バッテリー(モバイルバッテリー):異臭・発熱時は外に出して隔離し、完全に冷めるまで触れない。
参照元:上掲 パナソニックの安全記載
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電池の白い粉は危険? 正体・リスク・対処をやさしく解説

白い粉は強アルカリ性の結晶(KOH由来の水酸化物・炭酸塩など)や端子金属の腐食生成物で、皮膚・粘膜への刺激性があります。素手で触らず、まずは手袋と保護メガネを着用し、作業場所を換気してください。粉が導電性を帯びる場合があり微小短絡を誘発することがあるため、電池は取り外して通電を停止した状態で清掃します。
安全に除去する手順
- 粉塵を舞い上げないよう静置し、周囲の可燃物をどける。圧縮空気で吹き飛ばすのはNG。
- まず乾いたキムワイプ/綿棒/柔らかいブラシでそっと表層を除去。次に無水アルコールを少量含ませ、結晶を溶かしながら拭き取る。
- 端子の接触面→バネ→周縁の順に作業。押し付けすぎてめっきや薄い金具を剥がさない。
- 基板や樹脂部に溶剤が回り込まないよう点付けで清掃。接点復活剤の多用は避ける(残渣・樹脂膨潤の懸念)。
- 仕上げに乾拭きし、30〜60分は自然乾燥。可能なら一晩放置して完全乾燥を確認。
判断と後処置
- 端子が**黒変・ピッティング(点食)**している/バネ圧が弱い→部品交換やメーカー点検を検討。
- 清掃後も異常発熱・異臭・白い粉の再発があれば使用中止。電池側は原則廃棄(+−極を絶縁テープで覆い回収へ)。
- 皮膚や目に付着した疑いがあれば、流水で15分以上洗浄し、症状が続く場合は医療機関へ。
- 動作確認は新品の正常セルで短時間のみ実施。問題があれば直ちに停止し、専門点検を。
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電池の液漏れを拭くときは何で拭く? 推奨ツールと手順

手袋+保護メガネ+換気のうえ、無水アルコール/綿棒/古歯ブラシ/キムワイプなど繊維残りの少ない拭材を使用。接点復活剤の多用は原則NG(樹脂膨潤・残渣の懸念)。乾燥後は接触面とバネ圧を再確認。
準備するもの(最小構成)
- 無水アルコール(IPAやエタノールの水分0%〜99%品)
- キムワイプ/不織布ワイプ、綿棒(先細タイプが便利)
- 古歯ブラシ(ナイロン毛・やわらかめ)、木製つまようじ
- 小皿やスポイト(溶剤を“点付け”するため)、不燃トレー
- ニトリル手袋・保護メガネ、換気できる作業環境
作業手順(拭き取り〜乾燥まで)
- 通電を止め電池を抜き、粉が舞わないようそっと机上に置く。
- 乾いたワイプや綿棒で表面の結晶を軽くすくい取る(圧縮空気で吹かない)。
- 綿棒の先に無水アルコールを1〜2滴だけ含ませ、端子の接触面→バネ→周縁の順に“点で”湿らせつつ拭く。
- こびり付きは木製つまようじにワイプを巻き、角でやさしく押し当てる。金属や研磨剤で削らない。
- 溶けた汚れを乾いたワイプで回収→同箇所をもう一度軽く拭い、溶剤を残さない。
- 30〜60分自然乾燥。樹脂内部に溶剤が残っていないか目視し、白い粉の再発がないかを確認。
- 仕上げにバネ圧と当たり面をチェック。緩い・凹みがある場合は部品交換や点検を検討。
やってはいけない拭材・薬剤
- ティッシュ/キッチンペーパー(繊維が残りやすく導通不良のもと)。
- 金属ブラシ・研磨スポンジ(めっき剥離やショートのリスク)。
- 強酸・強アルカリ・塩素系洗浄剤、過度の重曹処理(想定外反応や腐食促進の恐れ)。
- 接点復活剤の多用(残渣・樹脂膨潤・ホコリ付着の温床)。
仕上げと安全確認
- 清掃後は完全乾燥→電池ボックスの目視再確認。結晶の取り残しがあれば再発しやすい。
- 可能なら電池チェッカーで別の正常セルを測り、機器側の通電テストは短時間のみ。
- 異臭・発熱・動作不安定が出たらただちに停止し、専門点検または部品交換へ。
ワンポイント
- 綿棒は先細・極細を併用すると細部まで届く。
- アルコールは**“滴下→拭き取り”の最小量**が基本。滴下し過ぎは樹脂や基板に回り込む。
- 拭く方向は汚れの中心→外周ではなく、外→内に寄せて最後に回収すると拡散しにくい。
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充電電池はなぜ液漏れする?原因・予防・選び方の完全ガイド
広告前の導入:ここからは「二度と起こさない」ための準備。低自己放電NiMH+個別セル制御充電器+保管ケースの3点セットを軸に、リンク先は一覧・比較・ランキング中心にしました。
- 充電池は液漏れしにくい製品がある? 選び方と予防セット
- エネループは液漏れしにくい? 仕組みと正しい運用ルール
- エネループの液漏れ「色」から分かること:白い粉・茶色の付着の意味
- ニッケル水素電池の液漏れ痕(色)の見分け方とリスク
- 電池が液漏れするのはなぜ? 原因・再発防止のチェックリスト
- 充電電池はなぜ液漏れするのか総括
充電池は液漏れしにくい製品がある? 選び方と予防セット

液漏れ低減の三原則は (1) 低自己放電NiMH、(2) 個別セル制御スマート充電器、(3) 絶縁・保管ケース。**低自己放電(LSD)**は長期保存時の容量低下が小さく、深い過放電を避けやすい特性です。さらにLSDは自己放電が緩やかなため、**長期保管後の電圧急落(セル劣化の引き金)**を抑制し、結果として液漏れリスクの芽を摘みやすくなります。
スマート充電器はセルごとに電圧・温度を見て満充電検知(ΔV・ΔT)で停止。過充電を抑えます。保管ケースは端子ショート防止と湿気対策に役立ちます。ここに各スロット独立制御・温度センサー・安全タイマーを備えた機種を組み合わせると、過熱・セル不均衡・ガス発生の抑制に直結します。
対策セット | 目的 | 期待効果 |
---|---|---|
低自己放電NiMH | 過放電を避ける | 内部ガス・弁開放の抑制 |
個別制御スマート充電器 | 過充電・過熱防止 | 寿命延長+液漏れ抑制 |
絶縁テープ+保管ケース | 端子短絡を防ぐ | 損傷・発火リスク低減 |
用途別の選び分け(失敗しにくい基準)
- リモコン・時計など低負荷:標準容量(1900〜2100mAh級)のLSDを選択。高サイクル耐性が効きます。
- おもちゃ・無線機など中負荷:標準〜やや大容量(2000〜2300mAh)+独立スロット充電器。発熱を抑える低レート充電が無難。
- カメラフラッシュ等の高負荷:大容量(2400mAh級)を使うなら温度監視・安全タイマーのある高性能充電器を必須に。混用(銘柄・容量)禁止。
充電器で“欲しい機能”と理由
機能 | 役割 | 注意点 |
各スロット独立制御 | 1本ごとに最適制御 | 混在時の過充電リスク低減 |
ΔV検知+dT/dt | 充電終止・温度上昇検知 | 早期に過熱・ガス発生を察知 |
安全タイマー | フェイルセーフ | センサー異常時でも強制停止 |
低電流モード | 発熱抑制・劣化低減 | 高温環境では低レート推奨 |
リフレッシュ/リコンディション | 性能回復補助 | 頻用は劣化につながるため適度に |
保管のベストプラクティス
- 10〜25℃・乾燥環境で保管。直射日光や車内放置は避ける。
- 40〜80%充電で長期保管し、数ヶ月ごとに点検充電。
- 同一ロット・同容量で組運用し、4本機器は4本一組でローテ。
- 端子の露出を避けるため保管ケース+絶縁はセットで運用。
購入前チェックリスト(短時間で最適解)
- 用途の負荷レベルを決めたか(低・中・高)。
- 標準容量 or 大容量のどちらが適切か。寿命(サイクル)とのトレードオフを理解。
- 充電器は独立スロット+温度監視+安全タイマーを満たすか。
- 置き場所は温度・湿度の条件を満たせるか。
- 保管ケース/絶縁テープ/ラベル(組管理用)を同時に用意したか。
よくある誤解
- 「大容量=長寿命」ではありません。→ 用途×充電器品質で選ぶのが正解。
- 「急速充電=高性能」ではありません。→ 発熱は劣化と液漏れの一因。必要時以外は控えめに。
- 「混用でも問題ない」ではありません。→ セル不均衡が過放電・過充電の温床になります。
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低自己放電NiMH:
個別制御スマート充電器:
保管ケース&絶縁:
エネループは液漏れしにくい? 仕組みと正しい運用ルール

エネループは代表的な低自己放電NiMHで、長期安定と繰り返し耐性が強み。ただし高温放置・粗悪充電器・混用があれば液漏れはゼロではありません。NiMHは電解液(一般にKOH水溶液)を用いるため、高温や過充電・過放電で内部ガスが増えると安全弁が働き、結晶(白い粉)や腐食の原因につながります。したがって“電池自体の品質+運用ルール”の両輪で管理することが大切です。
基本の運用ルール(理由つき)
- 同一ブランド・同一容量・同一ロットで揃える:セル間のばらつきを抑え、過放電・過充電の偏りを減らす。
- 4本機器は4本一組でローテ:不均一摩耗を避け、劣化セルの早期特定がしやすい。
- 40〜80%で保管:満充電放置は副反応が進みやすい。中程度のSOC(State of Charge)が劣化・ガス発生を抑える。
- 長期未使用の機器からは取り外し:待機電流や湿気で深い過放電→液漏れのリスクが上がる。
- 10〜25℃・乾燥環境で保管:高温多湿は腐食・自己放電を促進。車内放置は厳禁。
充電のコツ(発熱を抑えて長持ち)
- 充電器は各スロット独立制御+ΔV検知+温度監視+安全タイマーのあるタイプを選ぶ。
- 充電レートは目安0.2〜0.5C(例:2000mAhなら0.4〜1A)。急速一辺倒は発熱↑=劣化↑。
- 充電中は通気の良い場所に置き、触れて熱いと感じたら中断→冷却。
- 異常(充電時間が極端に長い/短い、異臭・発熱)が出たセルは組から外す。
保管と持ち運びのベストプラクティス
- 保管ケース+端子の絶縁でショート防止。カバンの金属類と接触させない。
- 湿度が高い環境では、**乾燥剤(シリカゲル)**を一緒に入れると端子腐食を抑制。
- ラベルで組番号・使用開始日を記録し、ローテーションを可視化。
よくあるNGと回避策
- 銘柄・容量の混用:セル不均衡の温床→同条件で統一。
- 満充電のまま長期放置:副反応増→80%前後で保管。
- 高温環境(窓際・車内):自己放電・腐食促進→常温・日陰へ。
- 古い急速充電器の使い回し:制御が粗い→温度監視付きに更新。
早期異常のサイン
- 白い粉の再発、端子黒変、発熱・異臭、充電時間の極端な変化。いずれかを確認したら使用中止→絶縁→回収の流れで安全に処置しましょう。
参照元:FDK公式の使い方基礎/パナソニック保管ガイド
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エネループの液漏れ「色」から分かること:白い粉・茶色の付着の意味

白い粉は強アルカリ結晶の可能性、茶色は金属腐食。結晶が多量+端子黒変は内部損傷が進んだサインです。清掃後、発熱・充電不能・容量急落があれば使用中止と交換を検討。
さらに、青緑色の付着=緑青(銅塩)、黒っぽい斑点=接点の焼け・酸化、透明〜黄ばみのベタつきは電解液の乾固残渣であることが多く、色は漏れた場所・経過時間・金具材質によって変化します。色の違いを“重症度の見立て”に使うと判断が早まります。
色/状態 | 推定原因 | よく見られる場所 | 推奨対応 |
白い粉(少量) | KOH結晶/炭酸塩の析出 | 端子周り・バネ部 | 清掃→完全乾燥→短期観察 |
白い粉(多量)+端子黒変 | ガス増による弁開放/腐食進行 | プラス極側が多い | 交換・廃棄、機器側も清掃 |
茶/黒のシミ | 金属腐食・焼け | 端子・電池ボックス | 再発しやすく交換推奨 |
青緑(緑青) | 銅の腐食生成物 | 機器側の銅合金金具 | 清掃+金具の点検/交換 |
ベタつき・黄ばみ | 電解液乾固の残渣 | ラベル・周縁 | 触れずに拭取り→廃棄判断 |
判断のコツ
- 少量の白い粉のみで再発がなく、発熱や異臭が無い→清掃後に短期観察。
- 茶色/黒の斑点・緑青があり、充電時間が極端に変化→内部劣化の可能性、組から外す。
- 自己放電が早い/満充電直後に電圧低下→内部損傷の兆候、交換へ。
- 組運用(4本等)は一斉交換が安全。
予防のヒント
- 高温放置・満充電放置を避ける(車内・窓際・直射日光は厳禁)。
- 個別スロット制御充電器+温度監視で過充電・過熱を抑制。
- 同一ブランド・同容量・同ロットで揃え、ローテ管理を徹底。
クリーニング用品の比較一覧👇
ニッケル水素電池の液漏れ痕(色)の見分け方とリスク

NiMHの液漏れは白〜灰白の結晶や**緑青(銅塩)**が金具周辺に出やすく、導電性が残る場合があり微小短絡や自己放電を誘発します。金具バネ圧低下・接点の凹みもチェックを。
見分けの要点
- 白〜灰白の結晶は乾いて見えても、湿気で再溶解→再結晶し、微弱な導通パスを作ることがあります。
- **緑青(青緑)**は銅合金金具の腐食で、バネ圧低下=接触抵抗↑=発熱に直結します。
- 茶色〜黒の汚れは焼け/酸化の可能性があり、繰り返す異常のサインです。
チェック手順の例
- 付着範囲を写真で記録し、端子→バネ→電池ボックス底面の順に観察する。
- 清掃後は完全乾燥(30〜60分)させ、電池チェッカーでセル電圧を比較。組み合わせ運用ならばらつきが大きいセルは除外。
- バネ圧を軽く押して確かめ、弱い・傾く・凹みがある場合は金具交換を検討。
再発・事故リスク
- 結晶残り→微小短絡→発熱/自己放電。
- 腐食進行→接触抵抗増→局所発熱→樹脂劣化。
- バネ圧不足→セルがガタつき→火花/スパークの誘発。
処置の目安
- 白い粉の再発/端子黒変/緑青が広範囲→電池は廃棄、金具は交換。
- 清掃後も自己放電が早い・充電時間が極端→組から外す。
- 機器側の損傷が大きい場合はメーカー点検が安全です。
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電池が液漏れするのはなぜ? 原因・再発防止のチェックリスト

主因は過放電・過充電・高温多湿・機械的損傷・異種混用。過放電は長期放置や常時微消費機器で、過充電はタイマー無し・温度監視無しの充電器で起こりがち。加えて、高温(車内・直射日光)や結露、外装フィルムの破れ・凹み、古い電池と新しい電池の混在、容量の異なるセルの混用もリスクを底上げします。
原因をもう少し詳しく
- 過放電:待機電流のある機器に入れっぱなし/長期放置で電圧が深く落ち、内部ガス発生→弁開放につながる。
- 過充電:終止判定が粗い充電器・劣化セル混在・急速一辺倒で温度上昇。副反応が進み電解液の押し出しや腐食を誘発。
- 高温多湿・結露:40℃超や湿気、温度差での結露は腐食・自己放電を加速。
- 機械的損傷:落下・圧迫・外装破れは内部短絡の引き金。
- 異種混用:ブランド・容量・ロットの混在、古いセルと新しいセルの組み合わせはセル不均衡→過充電/過放電の温床。
再発防止のチェックリスト(運用・環境)
- 定期電圧チェックを行い、急落セルは組から外す。
- 10〜25℃・乾燥環境で保管(直射日光・車内放置は避ける)。
- 満充電のまま長期放置しない(40〜80%で保管、数ヶ月ごとに点検充電)。
- 同一ブランド・同容量・同ロットでセット運用、4本機器は4本一組でローテ。
- 独立スロット+温度監視+安全タイマーの充電器を使い、**低〜中レート(0.2〜0.5C)**を基本に。
- 待機電流がある機器は、使わない期間は電池を外す。
- 保管ケース+端子絶縁でショートを予防、湿気が気になる場所は乾燥剤を併用。
- 清掃後は完全乾燥→バネ圧・接触面を点検し、**再発(白い粉・異臭・発熱)**があれば使用中止。
兆候を見逃さないために
- 充電時間の極端な変化/自己放電の早さ/端子の黒変・緑青は早期異常サイン。
- 異常を見たら通電を止め→絶縁テープで端子を覆い→回収手続きへ。
参照元:パナソニック公式FAQ(NiMHのガス発生〜弁開放のメカニズム)
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充電電池はなぜ液漏れするのか総括
- 液漏れ電池は原則再使用しない。
- まず通電を止める。 すべて外す。
- 白い粉=強アルカリ結晶の可能性。 素手で触らない。
- 手袋・保護メガネ・換気で作業。
- 無水アルコール+綿棒/ブラシで清掃、ティッシュは繊維残りに注意。
- 完全乾燥→接触面とバネ圧の確認。
- +−極に絶縁テープ→回収ボックスへ。
- 低自己放電NiMHを選ぶ。
- 個別セル制御充電器で過充電・過熱を抑える。
- 同一ロットで組運用、4本機器は4本一組。
- 40〜80%充電で保管、満充電放置を避ける。
- 10〜25℃・乾燥環境で保管。
- 長期未使用の機器からは電池を外す。
- 異常発熱・異臭・膨張は即中止、分解・加熱・穴開け厳禁。
- 定期的に電圧チェッカーで点検、急落セルは組から外す。
- 保管ケースで端子ショートを防ぐ。
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