ソロキャンプの装備最適化|ケトルは“いらない”のか・代用手順・直火OKの選び方・容量早見表・日本製/100均/ニトリの境界線
ソロのキャンプでは荷物を1gでも減らしたいもの。
「ケトルって本当に要るの? シェラカップやクッカーで代用できない?」と迷ったことはありませんか。
道具は少ないほど身軽ですが、冷えた朝や焚き火前でサッと湯が沸く快適さも捨てがたい——このジレンマを具体的な条件で解きほぐします。
本記事は、ソロのキャンプでケトルはいらないのか?と迷ったあなたに、要・不要の分岐点→代用の現実解→それでも買うなら直火OK・0.6–1.0L・軽量のベスト3という順で、最短で失敗しない結論に導きます。
さらに、容量の目安表や直火可否の基礎、素材別の向き不向き、登山・徒歩でのスタッキング手順、100均・ニトリ・日本製の見極めまで網羅。
読むだけで、あなたの装備に合う“買わない選択”と“買うならコレ一択”がハッキリし、次の山行やキャンプで迷わず実行できるはずです。
人気の直火OKコンパクトケトルや**容量別(0.6/0.8/1.0L)**の比較は本文中にまとめています。
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ソロのキャンプで「ケトルはいらない」と言い切れる条件は?——メインキーワードの核心に実用で答える
- ① 結論:ケトルが“いらない場合/買う価値が出る場合”の分岐点
- ② 代用の現実解:シェラカップ/クッカー/マグポットで沸かす手順と限界
- ③ 容量の最適解0.6–1.0L:用途別の必要湯量早見表
- ④ 直火の可否とマナー:焚き火台・炭・サイトルールの基本
① 結論:ケトルが“いらない場合/買う価値が出る場合”の分岐点

いらない場合
- 調理がフリーズドライ+カップ麺1食程度、白湯やコーヒーは1人分。
- **チタンマグ(300–450ml)やクッカー(600–900ml)**を既に携行している。
- パッキングは軽量優先で、ベイルや注ぎ口のメリットより点数削減を重視。
- コーヒーはインスタントやティーバッグ中心で、注ぎの精密さまでは求めない。
- 現地に給湯設備があるサイト(炊事棟の温水・サービスエリア)を使う予定があり、自前の大量湯沸かし頻度が低い。
- UL(ウルトラライト)志向で、マグ+クッカー+ケトルの重複を避けて装備を一本化したい。
買う価値が出る場合
- 1度に600–800mlの湯を素早く安全に注ぎたい(ラーメン+コーヒー、2人分)。
- 直火(焚き火)での安定性、注ぎの切れ、ベイルでの吊りが欲しい。
- コーヒー抽出の精度(湯量コントロール)や、ポット+蓋分離の衛生管理を重視。
- 冬季・高所で白湯・スープ・湯たんぽなど湯消費が増える場面が多い。
- ソロでも来客対応やデュオがあり、一撃で多めの湯を賄える道具が欲しい。
- 注ぎこぼしややけどリスクの低減を最優先に、注ぎの安定性を確保したい。
クイック診断(Yesが多い方へ)
- 600ml以上を一度に沸かすことが週1回以上ある → ケトル購入寄り。
- 焚き火メインでベイル吊りを使いたい → ケトル購入寄り。
- 代用品で“注ぎこぼし”を何度か経験 → ケトル購入寄り。
結論:ミニマム湯量×軽量志向なら「いらない」。
一回の湯量が多い/直火運用が多い/注ぎの安定性が必要なら0.6–1.0Lのケトルが最短解です。
迷ったら汎用の0.8Lを基準に、直火OK・低背×ベイル×短口の形状から選ぶと失敗が少ない。
軽量・小型で“いらない派→やっぱり買うなら”の最短解訴求にマッチ
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② 代用の現実解:シェラカップ/クッカー/マグポットで沸かす手順と限界

関連内部リンク:代用運用の前提になる火器の正しい使い方はこちら。 ・冬でも安心!イワタニ ジュニアコンパクトバーナー使い方講座 ・新富士バーナーとイワタニの違いと選び方|注意点と裏ワザ
シェラカップ(300–600ml)
- 沸騰までが速く、湯量が少ない時の熱効率◎。
- ただし注ぎの切れが悪い、持ち手が熱い、風に弱い。
- 火力は弱~中火が基本。底が薄いので局所加熱での吹きこぼれに注意し、炎の先端がはみ出さない位置にセットする。
- 取っ手の断熱は課題。シリコンチューブや耐熱グローブを併用し、持ち替え動作を短くする。
- 注ぎは箸やスプーンをリムに当てて沿わせるとコントロールしやすい。
- 目安容量:420–500mlはコーヒーやスープに最適、600mlはカップ麺にちょうど良い。
- 相性の良い熱源:アルコールストーブ/固形燃料/小型ガス。強風時は風防必須。
クッカー(600–900ml/蓋つき)
- 1食+飲み物までカバー。スタッキング(ガス缶・バーナー)がしやすい。
- 注ぎ口が無く、注ぎこぼしが発生しやすい。
- 注ぐ際は蓋を2〜3mmずらして湯切り、またはストレーナー穴付きリッドが便利。
- **ローポット(背低)**は安定性重視、ハイポット(背高)は湯量確保と保温に有利。
- 素材比較:アルミは熱伝導◎で沸騰が速い反面冷めやすい。チタンは軽量だが局所加熱で焦げやすい。
- 収納術:OD缶110/バーナー/点火具/スポンジまで収まりやすく、料理+湯沸かしの一体運用に向く。
- 衛生面:調理の油分が残るとコーヒーの香味に影響。抽出時は**リンス(器具の湯洗い)**を挟むと良い。
マグポット(チタン450–750ml)
- 軽量・直飲み可。保温用のリッドがあると快適。
- 吊り/注ぎの精密さはケトルに劣る。
- シングルウォールは直火可、ダブルウォールは直火不可(変形・破損の恐れ)。
- リッド形状:スナップオン式/ネジ式/ストレーナー穴など。吹きこぼれ防止には軽くずらして蒸気逃し。
- 推奨容量:450–500mlはコーヒー中心、650–750mlは麺+飲み物まで一度に賄える。
- 相性の良い熱源:アルコール/固形燃料/小型ガス。焚き火は煤がつきやすく、口元の飲み口保護を意識。
- メンテ:口径が狭いモデルはボトルブラシ必須。金属臭が気になる場合はクエン酸洗浄が有効。
“いらない派の最適解”を後押し(ケトルを買わずマグで代用)
チタン軽量×直飲み可で“代用の上限”を提示
代用の上手なコツ:風防+蓋を活用する、沸騰直前で火力を落とす、耐熱グローブで注ぐ。さらに、満水の80%を上限にして吹きこぼれを防ぐ、器を温めてから注ぐ(プレヒート)、注ぎは両手でリムを支え目線を下げる、火元から外すときは五徳の外側へ滑らせて落下防止、収納時は柔布で養生してリム変形を避けると安定する。
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③ 容量の最適解0.6–1.0L:用途別の必要湯量早見表

| 用途 | 参考湯量 | 備考 |
|---|---|---|
| ドリップコーヒー1杯 | 160–220 ml | 抽出・リンス含む |
| コーヒー2杯(マグ2) | 320–440 ml | 抽出器具の予熱を含めると安定 |
| カップ麺(大) | 400–500 ml | 容器の表記を優先 |
| 袋麺(鍋調理) | 450–550 ml | 麺の吸水・具材量で増減 |
| 白湯(たっぷり) | 300–400 ml | 冬は多め |
| インスタントスープ | 150–200 ml | 粉末量・塩分で増減 |
| フリーズドライご飯 | 160–200 ml | 製品の表示を優先 |
| 1回に賄いたい合計(例:麺+コーヒー) | 600–800 ml | 0.6–1.0Lケトルが最適 |
| 小型湯たんぽの湯準備 | 500–800 ml | やけど注意・自己管理で運用 |
指標:0.6L=最低限、0.8L=汎用、1.0L=余裕。
余裕係数:目安湯量×1.2(プレヒート※器具温め・蒸発ロス・注ぎこぼしのバッファ)。
季節補正:気温5℃以下は**+100–150 mlを見込むと失敗が少ない。
運用メモ:風が強い日はボイルオフ(蒸発)と湯温低下**が大きい。蓋+風防で効率化し、満水の80%以下を上限にして吹きこぼれ防止。
| ケトル容量 | 一度にできる例 | 向くスタイル |
| 0.6L | コーヒー2杯/小さめカップ麺1+少量の白湯 | 徒歩・UL・山行の軽装 |
| 0.8L | カップ麺(大)+コーヒー1杯/2人の飲み物 | ソロ汎用・焚き火運用 |
| 1.0L | 麺+コーヒー2杯/湯たんぽの湯も確保 | 冬期・デュオ・余裕派 |
0.9L=一撃600–800mlラインにぴったりの定番
スタッキング相性:0.8Lは「110Aガス缶+小型バーナー+点火具」の同梱がしやすく、パッキングがまとまる。
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④ 直火の可否とマナー:焚き火台・炭・サイトルールの基本

関連内部リンク:風対策と燃料の基礎を押さえると事故を防げます。 ・カセットコンロの風防 自作の真相|失敗ゼロの注意点と裏ワザ ・オガ備長炭の選び方|着火のコツ・燃焼時間・最安購入
- 直火OKの素材:アルミ(アノダイズ)、ステンレス、エナメル。シリコン折り畳みは直火NG。ダブルウォール(真空断熱)のマグやボトルも直火不可。
- 煤(すす)対策:底面の事前濡らしや食器用石鹸の薄塗りで落ちやすく。仕上げは重曹(炭酸水素ナトリウム)の薄溶液に浸け置き→柔らかいスポンジでやさしく除去。金属タワシは表面傷の原因で再付着もしやすい。
- サイトルール:直火禁止のキャンプ場では**焚き火台+耐熱シート(スパッタシート)**が前提。**下地保護(芝・土・ウッドデッキ)**を最優先し、台の脚に断熱板を追加すると地面の焦げを防げる。灰は指定の灰捨て場へ。
- 風・場所の判断:風速5m/s超や落ち葉の堆積、強風注意報時は焚き火自体を見送る。頭上(樹木・タープ)と周囲3mの可燃物を必ず確認し、風下に人やテントの出入口を置かない。
- 炭の扱い:備長炭は火持ち長いが消火に時間、成形炭は着火剤成分の匂いに注意。不完全燃焼の残り炭は水で完全消火→灰捨て場へ。埋設・放置は厳禁。
- 安全:空焚き防止、沸騰時のフタ外し方向、注ぎ時の手袋は必須。子ども・ペットの導線を確保し、転倒時の退避方向を事前に決める。ケトル満水は80%までを目安に吹きこぼれ防止。
- 事故統計は**[製品事故情報データベース(消費者庁)]**で最新動向を確認できます(例:やけど・空焚き)。**一酸化炭素(CO)**にも注意し、クローズド前室での燃焼は不可。
- 消火フロー:撤収30–40分前に鎮火開始→水で完全消火し攪拌(かくはん)→白い蒸気が出なくなるまで繰り返す。消し壺や火消し袋があると安全・片付けが早い。
- 火器の取り扱い:ガストーチの過加熱・OD缶の逆さ使用に注意。五徳からはみ出す炎は器具破損・やけどの原因。火の粉対策に難燃エプロン/手袋を併用。
- 自然公園の火気マナー:環境省の指針、各自治体の火災予防条例、キャンプ場の利用規約を事前に確認。薪の持ち込み制限や直火可否の掲示にも従う。> 参考:製品安全ガイド|消費者庁 / 環境省|国立・国定公園でのルール
焚き火台+耐熱シートの実運用を後押し
沸騰時の蓋外し・注ぎ・火移動の実用安全策を具体化
ソロのキャンプで「ケトルはいらない」と迷った人へ——それでも買うなら“直火OK・軽量0.6–1.0L”に絞る
- ⑤ 直火OKで失敗しない形:低背ラウンド・ベイル・短口が扱いやすい理由
- ⑥ 100均・ニトリは使える?——見極めのチェックリスト
- ⑦ 日本製の安心材料:溶接・蓋の座り・注ぎの切れ
- ⑧ 登山・徒歩のスタッキング実例(0.8L×110缶×バーナー)
- ⑨ 「買うならこれだけ」——0.6L/0.8L/1.0Lの軽量ベストバイ指針
- ⑩ ソロのキャンプでケトルはいらないのか総括(チェック15)
⑤ 直火OKで失敗しない形:低背ラウンド・ベイル・短口が扱いやすい理由

- 低背ラウンド型:重心が低く、焚き火の不安定な五徳でも倒れにくい。底面の接地面積が広いほど熱の回りが均一になり、吹きこぼれや偏熱による歪みも抑えやすい。
- ベイルハンドル:吊りや焚き火からの離脱がしやすく、手袋でも掴みやすい。**可動域が大きく90°付近で“止まる感触”**があるものは傾け角度の微調整がしやすい。ワイヤー径がしっかりしていると吊り時の安定感が高い。
- 短い注ぎ口:**注ぎ開始/止めの“切れ”**が良く、ラーメン容器でも狙いやすい。**開口が大きすぎない(概ね10〜14mm程度)**方がコントロールしやすく、口元に返し(折り返し)があると液だれを防げる。
- 蓋ノブ:耐熱性とグローブでつまみやすい形を選ぶ。高さが低すぎるノブは蒸気で熱くなりやすいため、指が引っかかる形状が扱いやすい。
- 蓋の座り(座繰り):湯切り時に外れにくい段付き形状だと安全。**フタが回転しても落ちにくい“浅いロック感”**があると、注ぎの姿勢が安定する。
- 底径と高さのバランス:底径が大きく胴が低い“ロープロファイル”は対流が起きやすく沸騰が速い。五徳の脚より底径が大きいとガタつきが減り、グリル網にも載せやすい。
- ベイル可動と取り回し:3点止め(左右+後部)は吊り下げ時の左右ブレが少ない。ベイルの待機角(立てた時に当たらない)やノブとの干渉の有無もチェック。
- 重量の目安:軽量アルミは携行性に優れ、ステンは堅牢で変形に強い。200g前後を基準に、ストーブやクッカーとの総重量バランスで選ぶ。
- 五徳・網との相性:細いワイヤー五徳では底抜けに注意。クロス状に2本以上で支えられる位置に置くか、トライポッドや吊りを併用すると安定。
- 収納と静音:運搬時は蓋と本体の当たりに柔布を一枚。ベイルは倒して固定し、バンドでまとめると走行時の金属音を抑えられる。
- 直火運用TIP:炎の先端が底面の外へ出ない火力を守る。ノブに直接炎が当たらない向きに置き、沸騰したら一度火から外して注ぐと被膜劣化と吹きこぼれを防げる。
直火メインなら「低背×ベイル×短口」が“沸かす・運ぶ・注ぐ”の三拍子!
人気の低背ラウンド型を比較する → Amazonの直火OKロープロファイル一覧 / 楽天の小型ケトル特集 /Yahoo!の直火ケトル比較
直火・実用性重視ユーザーに合う軽量アルミ系の定番
⑥ 100均・ニトリは使える?——見極めのチェックリスト

- 素材厚み:薄すぎると底の熱歪みが起きやすい。底板0.5mm以上が目安、二重底やビード加工は歪みに強い。
- 蓋の保持:座ぐりの浅さは湯切り時に落ちやすく危険。軽いロック感や蒸気逃し穴の有無を確認し、傾けテストで外れないかチェック。
- 注ぎ口の整形:バリや潰れは湯の切れ悪化につながる。口元の返し(折り返し)や口径10–14mmの均一性、ろう付け・溶接部の仕上げを確認。10秒連続注ぎで液だれ有無も見る。
- 把手固定:リベットの緩みがないか。ベイルのがたつき、耐熱カバーの有無、満水で持ち上げ静止して軋み音が出ないかを確認。
- 直火耐性の明記:“直火不可”表記は避ける。樹脂ノブの耐熱温度、表面コーティングの耐熱、IH/食洗機表示は直火適性と別物である点に注意。
- 容量の実測:満水容量と実用容量(満水の80%)を分けて考える。麺+コーヒー=600–800mlを一度で賄えるかが基準。
- 重量とバランス:200g前後を目安に、軽すぎると吹きこぼれやすい/重すぎると携行性低下。ストーブやクッカーとの総重量で判断。
- 安全性:空焚き注意、蓋が手前に外れない設計、**縁の鋭利さ(指切り)**がないか。**食品衛生法適合表示(SUS304等)**も確認。
- メンテ性:口径が広く手が入るか、クエン酸洗浄で水垢が落とせるか。エナメルは欠けの有無と下地の露出を確認。
- 交換・保証:初期不良の返品可否、使用上の注意の明記(直火可否・空焚き禁止)。レシート・タグは保管。
- 即買い/見送りライン:上記7項目以上クリアなら“買い”、3項目以上NGなら見送り。価格だけで決めないのが失敗回避のコツ。
店頭比較は**[家電Watchのレビュー特集]**が参考。実用と価格感のバランスが掴めます → 参照元:家電Watch
店頭比較用の価格リンク:
Amazon:格安ケトルを探す / 楽天:ニトリ系・低価格帯で検索 /Yahoo!:1000~2000円台のケトル
⑦ 日本製の安心材料:溶接・蓋の座り・注ぎの切れ

日本製は、
- スポット溶接の均一性、
- 蓋の座り(振ってもズレにくい形状精度)、
- 注ぎ口の口元仕上げ(切れの良さ)
に加え、**板厚と素材表記(SUS304/18-8、SUS430、アルミA1100等)**の明確さ、口元の折り返し(リム)の真円度、ベイル取り付け精度(左右の高さ・がたつきの少なさ)、リベット頭の仕上げといった細部で差が出ます。 - 蓋の保持力は、軽く振っても外れにくいか、逆さ保持で外れないかなどのテストで確認でき、注湯時の安全性に直結します。
- 湯切れは、微小流量で3–5秒の連続注ぎを行い、液だれやサイドランの有無を見ると精度がわかります。
- 品質管理では、ロット刻印・検査票の添付や、スペアパーツ供給(蓋ノブ・パッキン等)、アフターサービスの窓口体制が整っていることが多く、長期使用のストレスが少ないのがメリットです。
- 仕上げ面も梨地の均一さやエッジの面取りが良く、洗浄やメンテでの引っ掛かりが少ないため衛生的に保ちやすいのも利点。
※ ただし、国内ブランドでも製造国が海外のケースはあります。「日本製(MADE IN JAPAN)」の明記、工場情報、食品衛生法適合表示の有無を確認して選ぶと確実です。
日本製の在庫を見る:
Amazonで日本製 ケトルを探す / 楽天の日本製カテゴリ /Yahoo!の日本製特集
⑧ 登山・徒歩のスタッキング実例(0.8L×110缶×バーナー)

- ケトル0.8Lの内部に、OD缶110A、小型バーナー、点火器を収納。
- 蓋をマイクロファイバーで養生してガタ音防止。シリコンバンドや輪ゴムで蓋と本体を軽く固定すると走行時の**金属音(カチャカチャ)**も軽減。
- メッシュ袋に風防を合わせてパッキングすると、休憩1回で麺+コーヒーが完結。行動食とドリップバッグ1–2杯分を隙間に入れておくと停滞時が楽。
- 推奨の並べ方:底→薄手クロス→OD缶110→バーナー→点火器→隙間にライター/ティーバッグ/ミニ調味料→蓋。上下面の当たりを布で挟むと振動でも安定。
- 代替スタック:アルコールストーブ+燃料ボトル(60–100ml)、または固形燃料+ミニ五徳に置換すると、ガス禁止・高所低温でも安定。燃料はジップバッグで二重収納。
- 防水・汚れ対策:ケトル内部の小物はジップバッグに入れ、外装はメッシュ袋で乾燥しやすく。煤(すす)は帰宅後の重曹浸けで落とす。
- 冬期の出力低下対策:0℃前後はOD缶の出力低下に注意。遮熱板+風防を併用、缶を温める直火は厳禁。着火具は体温で温まる内ポケットに。
- 撤収時の注意:熱が残るケトルにガス缶を戻さない。金属の蓄熱で缶温度が上がる恐れがあるため、完全に冷めてから収納する。
- 重量目安:0.8Lケトル+OD缶110+小型バーナー+点火具+風防でおおむね400–700g。モデルにより差はあるが、一食+コーヒー運用なら快適域。
- 静音&傷防止:ベイルと蓋の間に布、外周をバンドで固定。内壁のリム保護に薄スポンジを一枚入れると擦り傷を抑えられる。
OD/CB缶の運用解説と噛み合う定番ストーブ
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⑨ 「買うならこれだけ」——0.6L/0.8L/1.0Lの軽量ベストバイ指針

関連内部リンク:OD缶/CB缶の違いと寒冷時対策をセットで確認。 ・SOTOパワーガスとカセットコンロの選び方|氷点下の注意点 ・WAQ Burner Mini Table レビュー|安全運用と相性
- 0.6L(最軽量・ソロ専用):ドリップ+軽食向け。徒歩・UL志向に最適。さらに、コーヒー1〜2杯や小ぶりのカップ麺1食を想定した実用サイズ。満水の80%運用で実用容量は約480ml。アルミ薄肉モデルなら150–200gが目安。直火は弱〜中火で運用し、吹きこぼれ・空焚きに注意。スタッキングはマグ内収めが現実的(OD缶110は外付けになりやすい)。
- 0.8L(万能):麺+飲み物の一撃600–800mlが狙える。直火運用にも好相性。さらに、OD缶110+小型バーナー+点火具を内蔵できるモデルが多く、低背ラウンド×ベイルの組み合わせで焚き火からの離脱・注ぎの切れが良好。デュオ時の飲み物2杯にも届きやすく、冬場でも余裕。総重量は200–350g前後が目安で、迷ったら基準にしやすい容量。
- 1.0L(余裕):寒期の白湯多用、2人対応、湯たんぽ用途まで視野。さらに、ラーメン+コーヒー2杯を一度に賄える余力があり、風が強い日や低温でも湯切れしにくい。重量・嵩は増えるため徒歩ULには不向きだが、バイク/オートキャンプでは快適度が高い。選ぶ際はゴトク上の安定と注ぎの切れを重視すると失敗が少ない。
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⑩ ソロのキャンプでケトルはいらないのか総括
- 要不要の判断は湯量×運用(直火・注ぎ精度)で決める。
- ミニマム装備ならいらない:チタンマグやクッカーで十分。
- 麺+コーヒー一撃なら0.6–1.0Lケトルが快適。
- 直火メインは低背×ベイル×短口が正解。
- 代用のコツ:風防・蓋・耐熱グローブでこぼしと火傷を抑制。
- 100均・ニトリは素材厚・蓋座り・注ぎ口を確認。
- 日本製は仕上げ精度で長期的に安心。
- スタッキング:0.8Lに110缶+バーナー+点火器が入ると実用的。
- 容量表:600–800mlが1回の実用ライン。
- 安全:空焚きNG/フタ外し方向/耐熱手袋。
- マナー:焚き火台+耐熱シート、直火不可サイトに注意(日本オートキャンプ協会も参照)。
- コーヒー派はコンパクト直火ケトル+ドリッパーで小型化。
- 冬期は1.0Lで白湯多用が快適。
- UL志向は0.6L以下+代用が最軽量。
- コスパか信頼性かで選択軸を明確に。
- 最終判断:持ち物点数<注ぎの快適さと思ったら“買い”。
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